『DUEL TRIANGLE』






第二十五章 進み来る闇





宣戦布告より三日後の昼過ぎ。
群れをなしたモンスターの群れが王都へと迫る。
それを迎え撃たんと王国軍が編成された。
同じ頃、王宮から学園へと救世主たちへの破滅軍討伐の任が下る。
それを学園長から聞いていた時、ダリアが学園長室へと血相を変えて飛び込んでくる。
珍しくその瞳も鋭く、一つの無駄口を叩かずに早口で話し出す。

「学園長、大変です! ホワイトカーパスから進軍中の破滅軍へと向かった王国軍が押されています!
 何でも、敵側に強いのがいるらしく、既に六個師団も壊滅させ、尚も王都へと」

「…破滅の将と名乗っていた連中か」

ダリアの言葉に恭也が思い当たる節を口にする。
それに対して、誰も反論しないどころか、その顔からすると、同じ事を考えていたようである。

「聞いての通りです。最早、一刻の猶予もありません。
 全員、戦闘準備を! 何としても、王都防衛線を死守しなさい!」

『了解!』

ミュリエルの言葉に全員が返答すると、すぐさま王都の外へと向かうのだった。
その背中をミュリエルとダリアはただじっと見詰める。
ふとダリアが隣を見れば、ミュリエルは気難しい顔をしており、ダリアは励ますように声を掛ける。

「きっと大丈夫ですよ〜、あの子達なら〜」

「…ええ、そうね」

その返答を聞きながら、ダリアにはミュリエルが何か違う事を考えているようにも見え、僅かに首を傾げる。
そんなダリアに気付かず、ミュリエルはただ恭也たちの消えた廊下の先をじっと見詰めている。
やがて、ダリアは考えるのを止めたのか、静かにその場を立ち去るのだった。
後に残されたミュリエルは、その事にも気付かず、暫くの間、そこで立ち尽くしていた。





 § §





北と東から攻めてくる破滅軍に対し、王都軍も部隊を二つに分けて王都防衛線第二援軍を編成する。
その中に恭也たちの姿もあった。

「どっちにも破滅の将がいるみたいだから、私たちも二つに分かれないといけないわね」

リリィの言葉に恭也は頷く。と、全員が恭也をじっと見て何かを待つ。
ようやくそれに気付いた恭也は、二つに分ける編成を考えようとして、リコに話し掛けられる。
かなり小さな声で、隣にいる恭也にしか聞こえないように口も殆ど開けていない。
その声を恭也は聞き取る。

「マスター、北側にはイムニティが居ます。そっちは、私とマスターで」

リコの言いたい事を察し、恭也は小さく頷く。

「俺とリコで北側。残りで東側を頼む」

その言葉にリリィが真っ先に反論を上げる。

「どういう事よ、それは。どう考えても、戦力が偏っているじゃない!」

「落ち着け。さっき聞いた報告によれば、東の方が被害が大きいみたいだ。
 つまり、東側の方が戦力が大きい可能性がある」

「もし、北側がそれを狙って、わざと北側の戦力を小さく見せているとしたら?」

恭也の言葉に納得しそうになるリリィに代わり、ベリオがそう言うと、リリィも同意するように頷く。

「その可能性もあるが、その時は何らかの合図をするから、そっちから二人ばかり寄越してくれ。
 どうも、俺たちは誰かの下に入る訳じゃなく、自由に動き回っていいみたいだしな」

「それはそうよ。私たちは救世主候補なんだから。
 前にも言ったけれど、通常の人たちとは連携が取り難いのよ」

「だったな。王国軍の方は、均等に戦力を分けるようだから、普通のモンスターは任せても良いと思う」

「つまり、拙者たちの狙いは破滅の将、という訳でござるな」

「ああ。それじゃあ、また後でな。
 行くぞ、リコ」

「…はい、マスター」

こうして恭也たちも二手に分かれるメンバーを決め、それぞれの位置へと着く。
それから程なくして、全軍の行軍が始まった。





 § §





先陣を切るように飛び出した恭也は、ルインを手に群れの中へと飛び込む。
最初の先制は後方から飛来したリコの火炎弾だった。
吹き飛ぶモンスターたちの中を駆け、ルインを振るう。
決して止まらずに前へ前へと進んで行く恭也の後ろには、リコが寄り添うように付いて来ており、
恭也の死角へと魔法弾を放ち、火炎を浴びせる。
二人によって群れに縦の隙間が生まれ、王国軍はそれを引き離すように突っ込む。
あちこちで戦いが繰り広げられる中、恭也とリコはただ一人の姿のみを探す。
第一波となる群れを抜けたその先、目的の人物を見つけた恭也は足を止める。

「あら、思ったよりも早かったわね、赤の主」

そう声を掛けてきたイムニティの隣に立つ女性を見て、恭也は僅かに驚いた顔を見せる。
その女性はそんな恭也の様子を何か期待するように、何処か楽しそうに見詰める。
そんな様子に気付かず、恭也はただ驚きのまま思ったことを口にする。

「あなたは、ゼロの遺跡にいた…」

その言葉に女性はふっと溜め息にも似た吐息を洩らすと、肩を竦めて見せる。

「ロベリアよ。暗黒の騎士、ロベリア」

「ロベリアさんが、どうしてここに。いや、そこにいるという事は…」

「そうよ。私は破滅の将の一人。あの時、またねって言ったでしょう」

何処か自嘲めいた笑みを浮かべてそう返すと、ロベリアは恭也を見詰める。

「それで、あなたの名前は? まさか、自分だけ名乗らないなんて事はないわよね」

「恭也だ。高町恭也」

「…マスター、気を付けてください」

小さく恭也へと注意を促すリコの言葉を捉えたのか、ロベリアが少しだけ驚いたように恭也を見て、尋ねる。

「…そう、マスターね。あなたがイムニティの言っていた赤の主だったなんてね。
 因みに、恭也というのは、本当の名前かしら?」

「当たり前だろう」

「まあ、それもそうよね」

ロベリアの言葉に不審そうにしながらも返した恭也の言葉に、ロベリアはただ楽しそうに笑うだけ。
恭也は自分がからかわれていると気付き、それでも冷静に心を落ち着かせる。
そこへ、今まで黙っていたイムニティが口を開く。

「それで赤の主。
 どうやら私を探していたようですが、もしかしてこちら側に付く気になりましたか?」

「それこそ、まさかだ。お前がこっちに居ると分かったから、こうして赴いたまで」

「そう。懸命な判断ね。でも、向こうの相手があのお嬢ちゃんたちに務まるかしらね」

どこか馬鹿にしたような物言いに耳を貸さず、恭也はただ飛び掛るタイミングを計る。

「…イムニティ、分かっているわね」

「勿論よ」

恭也たちに聞こえないように呟くと、イムニティは赤い剣を手に向って来る。
それを迎え撃つように、恭也はほぼ同時に駆け出していた。
二人の刃が重なり、金属音を上げる。
二人から離れたところでは、リコとイムニティによる魔法が飛び交う。
刃を間に挟んで顔を見合わせながら、ロベリアは恭也へと話か掛ける。

「中々の腕じゃない。どう、本当にこっちに来る気はない?
 今なら、私直属の部下にしてあげるわよ」

「断る。生憎と、今の世の中にそんなに不満はないんでな」

「そう、とっても残念ね」

ロベリアの左手が剣から離れ、頭骸骨を取り出す。
それを頭上へと放り投げると、そこから無数の骨が連なった鎖が伸びて恭也を襲う。
地面へと転がって避けた所へ、ロベリアの蹴りが繰り出され、恭也は数メートル飛ばされる。
起き上がった恭也へと走り寄ったロベリアは、既に恭也の懐まで潜り込んでおり、剣を縦横に繰り出す。
一本の剣が数本に見えるほどの残像を残して振るわれる刃に、恭也の体に幾つもの傷が付く。
それを眺めるロベリアの口からは感嘆の息が零れる。

「急所への攻撃を全て防いだか」

恭也は攻撃を掠らせつつも、致命的な攻撃は全て避けるかルインで弾いていた。
その事実に驚きよりも嬉しさを滲ませると、ロベリアは距離を開ける。
慎重に相手の出方を窺いつつ、恭也は後方から聞こえてくる爆音に振り向きそうになるのを堪えると、
ロベリアをじっと見据える。



イムニティとリコはお互いに魔法を繰り出しながら、少しずつ移動していた。
恭也の方が気になるものの、他に意識を奪われていて勝てるような相手でないことは百も承知している。
だからリコは恭也の事を振り払うように頭を振ると、イムニティへと神経を集中させる。
そんなリコの葛藤が手に取るように分かるのか、イムニティはリコを笑い飛ばすと火炎弾を打ち出す。
それを同じような魔法で打ち落とすと、リコはお返しとばかりに雷をお見舞いする。
軽くそれを躱すと、イムニティは空中を滑るように、実際、地面から数センチ体を浮かせて移動する。
それを追うように魔法を放つリコへと反撃せず、ただ距離だけを開ける。
何か大きな魔法を撃つつもりかと察し、距離を詰めつつ魔法を放つ。





 § §





東側の防衛へと出た王国軍は、モンスターの群れを何とか押し止めていた。
しかし、その一角が突如崩れ出す。
そちらへと美由希たちが視線を向けると、まるで何かの冗談のように人が吹き飛んでいた。
上空数メートルへと吹き飛ばされた兵士は、受身もろくに取れないまま地面へと落ち、
時には仲間の上に、時には打ち所が悪かったのか、首をおかしな方向へと曲げたまま動かなくなっていた。
次々に倒れて行く騎士を見て、美由希たちはそこに破滅の将がいると確信して突き進む。
モンスターの群れを掻い潜って辿り着いた先には、剣を手にして一人の女性の姿があった。
女性は新たに現れた美由希たちを一瞥すると、こちらの方が手強いと感じたのか、
女性――セレナは美由希たちへと体を向ける。

「なっ」

「えっ」

戦闘態勢に入ったセレナを見て、口々に驚きの声を上げる。
何故なら、セレナがいきなり両手を地面へと着いたからだった。
驚く美由希たちに構わず、セレナは四本足の獣のように両手と両足で地面を蹴って走り出す。
その速さは目を見張るもので、あっという間に距離を縮めると、
カエデへと後数歩というところで地面を強く蹴り、空高く舞い上がると、
体を回転させてカエデの頭上へと手に握り締めた剣を振り下ろす。

「がぁぁぁぁっ! GRURUUUUU!」

「くっ、何て重い一撃でござるか…」

それを何とか小刀を両手で握って受け止めたカエデの胸に、セレナの足が伸びる。
地面へと降り立つ事無く、カエデの胸へと蹴りを放って吹き飛ばしたセレナは、
カエデの横から斬りかかって来た美由希の側頭部へと回し蹴りを飛ばす。
それを腕で防いだ所へ、下からもう一方の足が迫り、顎を蹴り上げる。
吹き飛ぶ美由希だったが、ヒットする瞬間に地面を蹴って後方へと体をやっており、威力を逃がしていた。
それでも、目の奥に火花が散り、改めて目の前の敵の強さを思い知る。
一方、足を蹴り上げたセレナは、その勢いのまま後方へと宙返りして地面へと降り立ち、
両手を地面に着けたまま、威嚇するように喉の奥から唸り声を出す。
特筆すべきは、ここまでの一連の攻撃の間、一度も足を地面へと着ける事無くやったという事だろうか。
まるで獣のように四本足で地に着かんばかりに体を伏せ、こちらの様子を窺うセレナに、
接近戦は不利だと悟ったのか、未亜とリリィが同時に動く。
が、二人が攻撃に転じるよりも早く、その足元に剣が突き刺さる。

「何!?」

「…剣?」

自分の獲物を投げたと思われる人物を探して、美由希たちの視線が飛来してきた方へと向く。
セレナの遥か後方、そこにその人物――メイが居た。

「二人居たの!?」

その姿を認めてベリオが思わずそう洩らすのを横目で見ながら、リリィは不適な笑みを見せる。

「でも、アイツの武器はここよ」

そう言ってリリィは自分と未亜の中間の距離に突き刺さる剣を指差す。
幾らセレナを守るためとは言え、自身の獲物を手放したメイは無防備。
そう見たリリィは未亜へと合図を送ると、同時に目標をセレナからメイへと変えて魔法を、矢を撃ち出す。
しかし、それらはメイに届く前、セレナが振るった剣によって弾き消される。
その隙を付くように美由希とカエデがセレナの両側から迫る。
その二人目掛け、またしても剣が飛来する。
それをそれぞれの武器で弾き飛ばす美由希とカエデだったが、その間にセレナが美由希へと迫り、
その腹部へと強烈な蹴りを叩き込む。吹き飛ぶ美由希には目もくれず、
地に着いたままの手で自身の体を上空へと浮き上がらせると、
カエデの頭上を越えて背後へと降り立ながら、剣を振り下ろす。
小刀を頭上に掲げて受け止めたカエデの肩にセレナは着地すると、
そのまま両足でカエデの顔を挟んで後方に宙返りして投げ飛ばす。
リリィたちが援護する間もなく繰り出された攻撃に立ち尽くす中、メイからまたしても剣が未亜たち三人へと飛ぶ。

「あの女、一体、何本武器を持ってるのよ」

「でも、リリィさん。あの人、何処にも隠し持っているようには見えませんけど」

「二人とも、あれを見て」

ベリオの声に二人がメイの方へと視線を向けると、そこには弓を構えたメイの姿があった。

「弓!?」

リリィが意外そうな声を上げる中、矢も持たずに弓の弦を引き絞る。
と、そこへ光が収束し、一瞬後には弦を引く手に剣が握られていた。

「まさか…」

未亜が呆然と呟くと同時、矢に番えられた剣が矢のように撃ち出される。

「もしかして、未亜さんの弓と同じようなものなの!?」

よくよく見れば、先程まで地面へと突き刺さっていた剣は消えており、今は何処にも見当たらなかった。

「なんなのよ、あの武器は!」

あまりのでたらめさに文句を言いつつ、迫る剣の雨を避ける。
吹き飛ばされた美由希とカエデも同じように剣の雨を掻い潜りながら、
もう一人の敵であるセレナから視線は外さない。
そのセレナと言えば、降り注ぐ剣を気にも止めず、美由希たちへと向って来る所だった。
地を這うように四本足で迫ると、その低い姿勢のまま剣を横薙ぎに振る。
地面すれすれで振るわれた剣を美由希は軽く跳んで躱すが、そこへセレナが踏み込んでくる。
胸倉を捕んで地面へと叩きつけると、セレナは剣を突き立てようとする。
それを寸前の所でカエデが受け止めると、今度はカエデへと足が伸びる。
その間に立ち上がった美由希は、セレナに体当たりするように体ごとぶつかり、セレナの足が空を切る。
美由希もカエデも呼吸を荒げつつ、同時にセレナへと向かって行く。

「本当に頭に来るわね! 未亜、アンタの弓で援護をお願い」

言うやリリィはメイへと走り出す。
自分へと向かってくるリリィに照準合わせるメイだったが、そこへ未亜から光の矢が飛ぶ。
それを手にした剣で打ち払うと、別の剣を呼び出して矢とする。
リリィの雷がメイへと飛来すると同時、メイも剣を撃ち出す。
その剣は今までとは違い、その刀身が青白く雷を纏っていた。
リリィの魔法を相殺した剣はそのまま姿を消す。
その後ろから、間髪明けずに細く長い剣がリリィへと迫っていた。

「しまっ…」

連続して放ったのだと気付いたときには既に遅く、リリィは少しでも身を庇おうと腕を振り上げる。
そのリリィの目前に、薄い膜のようなものが浮かび上がり、飛来した剣を弾き返す。

「間に合ってよかった」

そう言ってベリオは杖を構えたまま、ほっと胸を撫で下ろす。

「ありがとう、助かったわ」

「どういたしまして。でも、気を付けて下さい。
 今までの敵とは全然、違います」

「分かってる」

リリィの後ろから弓を構えて静かに様子を窺う未亜へと目配せを終えると、リリィはもう一度走り出す。
走るリリィ目掛け、弓に三本の剣を番えるメイ。
未亜が放った矢を番えたままの弓で弾くと、そのままリリィへと三本の剣を放つ。

「吼えてっ、三霊!」

メイの叫びと共に放たれた剣は一本が雷を纏い、一本が炎を刀身より噴き出し、残る一本が氷の礫を吐き出す。
それぞれ効果の異なる剣に足を止めると、リリィは炎の剣を同じく炎で迎撃する。
迫る無数の氷の礫はベリオのシールドが防ぎ、最後の一本は横より飛来した無数の矢によって地面へと落ちる。
そうなる事を疑っていなかったリリィは、既に次の魔法の詠唱を終え、メイへと解き放つ。
一際大きな炎弾がメイへと迫り、その後を追うように未亜の矢が、ベリオの光輪が飛ぶ。
その三つの同時攻撃を、メイは神速と呼ぶに相応しい速さで剣を三つ射掛け、それぞれに打ち消す。
いや、五つ射掛けていたのか、二つの剣が未亜とリリィに迫る。
未亜は何とか身を捻って避けるものの、左肩が切り裂かれ、リリィは左足に傷を負う。
動けないと見たリリィへと、メイが次の一手を放つ。
ベリオがシールドを張って何とか防ぐが、その足元へと剣が突き刺さり、態勢を崩してしまう。
それを見て取ったメイは、一際大きな剣を弓へと番えてリリィとベリオへと狙いを定める。
未亜が弓を構えるよりも早く細い剣が飛来し、未亜の肩に刺さる。
肩を押さえながら痛みに思わず弓を落としながら、いつの間に射たのかメイを見ると、
弓で射たのではなく、単に風の魔法に乗せて投げただけだと分かる。
痛みによる涙で滲む先で、巨大な剣へと膨大な魔力が注ぎ込まれていく。



カエデと美由希二人を同時に相手にしながら、セレナは全く引く事無く剣を振るい続ける。
その獣じみた動きに翻弄され、二人ともセレナに大したダメージを与えることができないでいた。
対し、美由希やカエデは無数の傷が刻まれ、所々が打ち身のように青黒く変色している個所もあった。

「つ、強い…」

「素早い上に、力も強いでござる」

額に汗を滲ませつつ、セレナの攻撃を何とか躱す。
いや、躱したつもりだったが、完全には躱しきれてはいなかったようで、カエデは腕を捕まれて投げらる。
投げられたカエデは美由希にぶつかり、二人は動きを止めてしまう。
二人の頭上にセレナの影が落ち、見上げた先には剣を振り下ろして迫るセレナの姿があった。





つづく




<あとがき>

破滅の将との戦い〜。
美姫 「いきなりの苦戦ね」
うんうん。
さて、どうなることやら。
美姫 「次回で決着は着くの?」
さあ、どうかな〜。
ともあれ、また次回で!
美姫 「まったね〜」




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