『DUEL TRIANGLE』






第六十一章 白の主と覚醒する召還器





魔法が狭い通路を縦横無尽に乱舞する。
飛び交う雷、地より吹き上がる炎の柱。
天井からは氷の槍が礫が降り注ぎ、壁が天井が床が揺れて罅割れていく。
巻き起こる暴風に、小さな爆発の華が咲き誇る。
まるで地獄絵図を目の当たりにするような光景の中、似通った二人の、
この場にはあまり似つかわしくない可愛らしい少女が、動き回りながら魔法を放っていく。
この光景を作り出しているのが、目の前の少女二人だと誰が信じるだろうか。
だが、実際に少女たちが手を翳し、何かを唱える度に新たな光景が描かれる。
激しい攻防に嫌気が差したのか、それとも少し体力を休めるためなのか、
二人の少女のうち一人が足を止めて声を投げる。

「リコ・リス。私を殺せば、あなたのマスターが救世主になってしまうのよ。
 それでも良いのかしら?」

「あなたを弱らせて、封印します」

休息を与えるものかとばかりに、呼びかけられた少女、リコはすぐさま魔法を発動する。
リコの掌より飛来する雷は、しかしイムニティが地面へと着いた手より生まれ出でた剣に阻まれる。





 § §





メイの放った剣が未亜へと向かう。
それを最後の悪足掻きとばかりにジャスティを眼前に構えて弾こうとするも、
その威力に押されてジャスティが手から零れ落ちる。
ただ、ジャスティに当たった剣は心臓から軌道を変えて未亜のこめかみを掠めるようにして壁に突き刺さる。
衝撃で朦朧となり視界が霞む未亜の現状を示すかのように、ジャスティがその場から掻き消える。
足を壁に縫い付けられ、こめかみから血を流す未亜と、床に倒れ伏して背中から血を流す美由希。
最早、動く事はおろか、意識さえあやふやな二人を見据えてメイはようやくほっと息を吐く。
が、そこでふと自分がした事に気付き慌てる。
イムニティより厳重に言われていた事を、今更ながらに思い出したからだ。
しかし、仕方なかったとすぐに思いなおす。
やらなければセレナが危なかったのだから。
そう自分を納得させて。





 § §





再び激しい魔法の攻防を繰り広げているリコとイムニティの二人。

「っ! …まさか」

が、戦闘の途中だと言うのに、イムニティは何かに気を取られたように動きを止める。
そのチャンスをリコが活かそうと魔法を唱えた瞬間、イムニティが血相を変えて口を開く。

「ここに来るまでに、セレナとメイの二人が居たでしょう!
 短時間であの二人を倒せるはずがないわよね。一体、誰が足止めをしているの!」

しかし、それに答えずにイムニティを撃つべく呪文の詠唱を続けるリコ。
それに腹を立てつつも、イムニティは急ぎ言葉を繋げる。

「今は戦っている場合じゃないのよ! あなたのマスターにも関わる事なのよ!
 マスターを救世主にしたくないんでしょう!」

いつになく真剣な口調とその内容に、リコは思わず呪文を中断してしまう。
しまったと思うも、イムニティの焦りからリコはようやく今に至り、その可能性に気付く。

「まさか、未亜さんの身に何かあったんですか」

「良いから、あの二人の所には誰がいるの!」

「…美由希さんと未亜さんです」

イムニティのただならぬ様子に、リコは己の先程の言葉を確信してその名を告げる。
それを聞いた途端、イムニティは顔を顰める。

「よりによって、あの二人に。
 くっ、メイは私の指示を守るでしょうけど、セレナじゃ保証できないじゃない。
 メイだって、セレナが絡むと何処まで覚えているか…。リコ、あなたとの決着は後回しよ!」

言うやイムニティはこの場から消え去る。
その後を追うように、リコもまたイムニティの魔力を追ってテレポートする。





 § §





朦朧となる意識。
自分が起きているのか眠っているのかさえ分からなくなる。
目を閉じているのか、いないのか。
耳鳴りがして、遠くから、近くから音が響く。
夢現のようで、心地良い浮遊感が身体を包み込み、
不意に頭の中、響くように静かな声が語り掛けてくる。

――諦めるのですか

(諦めたくはないけど、もう力が…)

――守るものがあるのでしょう

(守りたいけれど…)

――それで良いのですか

(よくはないよ。今まで守られてきたんだから、今度は私が…)

――あの子を守るために力を欲するのなら、私から引き出しなさい

(力を…、貸して)

――ならば、私の力を、本当の姿を

――私の本当の名を

――私は数ある召還器の中でも特殊な召還器

――貴女は今までの救世主候補の中でも特殊な存在

――――力を欲するならば、私を求めよ





 § §





美由希と未亜の元へとイムニティが姿を現す。
その数秒後、同じようにリコも姿を見せる。
二人は倒れて意識のない美由希と未亜を見て言葉を無くす。
リコはすぐさま二人の状況を確認しようとし、イムニティは睨みつけるようにメイを見遣る。

「メイ! あなた何て事を。あの二人は殺すなと言ったはずよ!」

「…二人?」

イムニティの言葉にリコが不審そうな表情を見せるが、首を振り、すぐに美由希たちのケガを調べ始める。

「聞きました。でも、やらないとセレナがっ!」

そう言い返すメイを忌々しげに睨み付けるイムティとの間に、そっとセレナが立つ。
セレナにとって、敵と味方の判別など既に出来ないのだ。
目の前で敵意を見せる者は敵、メイに危害をくわえる者は敵。
ただ、それだけなのである。

「何、私とやるって言うの?」

挑発的なイムニティに対し、セレナはただ無言。
メイはその横で必死にセレナを止めようとする。
が、セレナの視線はイムニティではなくその後ろへと向かっていた。
イムニティはセレナを警戒しつつ後ろを振り返る。
そこではリコが呆然となって、倒れている二人を見ていた。
それを見て、手遅れなのかと苦々しい顔を見せるが、良く見れば何かに驚いているようでもある。

「いったいどうし…」

疑問を完全に口にする前に、イムニティもそれに気付く。
美由希と未亜の傷が見る間に塞がっていっているのだ。
未亜の足からは剣が抜け、その傷口が。
倒れ伏す美由希の破れた服から覗く肌に付いた、その大きな刀傷が。
見る間に塞がりきると、二人はゆっくりと身体を起こす。
未亜は手を前方、やや斜め前に掲げると何もない虚空に向かって叫ぶ。

「お願い、ジャスティ! 力を貸して!」

その声に応えるように、何もなかった虚空に召還器ジャスティが現れる。
だが、ジャスティはそのまま未亜の手には収まらず、宙にその身を浮かべて光を放ったかと思うと、
それはすぐに収まる。
光が消えた後、ジャスティはようやく未亜の手元へと、
まるでそこが自分の居るべき場所だとばかりに静かに収まる。
未亜の手に再び戻ったジャスティ。それには変化があった。
今までよりもより優雅な曲線を帯びたフォルムに、白銀の輝きを放ち力に溢れるような変化が。



ゆっくりと立ち上がり、小太刀を握り締めた両腕をまるで翼のように左右に広げる美由希。
その瞳が射抜くのは、こちらを警戒して唸るセレナ。
何かを感じ取ったのか、セレナは美由希が動くよりも先に飛び掛る。
上空から強襲するセレナを見詰め、美由希は静かに口を開く。

「目覚めよ、龍鱗。その力を解き放て。
 目覚めよ、セリティ。真実の名の解放と共に!」

美由希の言葉に応え、二本の小太刀から淡い蒼白い輝きが零れ落ちる。



未亜は変化した、いや、真の姿を見せたジャスティをメイへと構える。
応じて反射的にメイも構え、

「吼えてっ、三霊!」

未亜目掛けて三種の剣が飛ぶ。
それを静かな眼差しで見据え、未亜はジャスティの弦を引く。

「ジャスティ。今こそ、真の力を示すとき。トレイター!」

未亜の引き絞った現に一本の大剣が現れる。

「っ! 召還器!」

未亜の手に現れた剣を見て、メイが驚きの声を上げる。
それに構わず、未亜はトレイターを放つ。
矢として放たれた大剣トレイターは、三種の剣を弾き飛ばし、真っ直ぐにメイへと向かう。
それを身を捻って躱すと、メイは続け様に剣を放つ。
対する未亜は矢を放ち打ち落とす。
以前は力負けし、数で押さえ込んでいたのに、未亜の放った矢は一本でメイの放った剣を弾き飛ばす。

「ジャスティ。数ある召還器の中で、唯一二つで一つ。一つで二つの召還器。
 ルインと違い、一人が二つに分かれたのではなく、二人の兄妹が離れないように、
 その身を召還器としてまで共にありたいと願う心の強さより生まれし召還器。
 兄は何処に居ても妹の下へ」

メイの近くに突き刺さっていたトレイターの姿が消えると、再び未亜の元へと姿を現す。
再び放たれたトレイターを再び躱し、メイはシェルを構える。
が、その腕に白く輝く魔力で作られた糸が絡みつく。

「なっ! いつの間に」

驚き、その糸の先を見て更に驚く。
トレイターの傍にジャスティがあり、そこから魔力の弦が伸びてメイに絡み付いていたのだ。

「妹もまた、何処に居ても兄の下へ。
 そして、トレイターは呼べば持ち主の下へと現れる」

未亜の声に応えるように、トレイターが未亜の手に現れる。

「ジャスティはトレイターと共に」

そして、妹も兄を追い未亜の手に。
弓と矢としての役割を得たジャスティとトレイターをメイへと向ける。



上空から襲撃したセレナの一撃を美由希は龍鱗で受け止める。
力負けしていた先程とは違い、片腕だけで落下速度もプラスされた重い一撃を受け止める。
空いた手に握られたセリティを横薙ぎに振るう。
今まで同様、その背を足で受け止めるセレナだったが、止めきれずに吹き飛ばされる。

「今までの救世主候補の中で、私は初の二つの召還器を使うもの。
 召還器を理解し、その力、根源の力を引き出すのが救世主候補。
 その根源からの力を引き出す道が召還器。私にはそれが二つ。
 つまり、普通よりも二倍の経路と出力を持つ」

立ち上がり、再び向かって来るセレナへと美由希もまた走り出す。
まだ距離があるというのに、セレナは吼えてインサニックを振るう。
美由希の居る空間が切り裂かれ、そこに居る美由希も同様に斬られる。
が、美由希はセレナがインサニックを振るうと同時に、セリティを眼前に構える。

「セリティ!」

美由希の言葉に刀身を蒼白く光らせ、セリティを中心に六芒星の中に持つ円、魔法陣がすぐさま浮き上がる。
途端、美由希の周囲が陽炎のように一瞬だけ揺らぐ。
結果を見もせず、美由希はすぐに走り出す。
何事もなかったかのように。
理性をなくしているセレナも何か可笑しいとは感じているのだろうが、
その思考はすぐさま目前に迫った美由希に向かう。
何故、斬ったはずの空間が斬れていないのか考える事もなく。



美由希と未亜の戦いを見て、リコは思わず息を飲む。

「あれは…」

「かなり強力な召還器ね。
 勿論、召還器の力だけではなく、それを引き出して扱うお二人の力でもあるけどね」

「セレナのあの技は空間を斬り裂くものね」

リコの問い掛けにイムニティは小さく頷いて肯定の意志を伝える。

「恐らく、さっきは美由希さんの肩から袈裟懸けに空間を斬ったはず。
 なのに、どうして、美由希さんの後ろの空間が斬られているの」

リコが見詰めていたのは、美由希が立っていた個所の後ろの虚空。
既に斬られた後の消えた宙。
リコの言葉にイムニティも推測だけれど断ってから、自分の考えを話す。

「恐らくは、空間を入れ替えた。セレナの斬った空間と、ご自身の立たれていた空間を」

「そんな…」

イムニティの言葉に更に驚きの声を上げつつ、リコは怪訝そうな顔を向ける。
今の言葉に何処かおかしな所はなかったかと。
それをどう受け取ったのか、イムニティはその口元を皮肉げに歪めると片手を上げる。

「私はあなたと戦う気はもうないわ」

「何故です」

「別に大した理由なんてないわ。私は別に破滅の為に戦っているんではないもの。
 私が戦うのは常に一つ。自らが仕えるマスターのためにのみ。
 そして、今はマスターのご意志が分からないもの。だから、今はあなたと戦う理由はない。
 この戦いが終わった後、マスターがあなたを倒せというのなら、その時は続行するけれどね」

言って笑うイムニティの言葉と、さっきの言葉に感じた違和感とを照らし合わせ、リコは美由希を見る。

「まさか! でも…。イムニティ、あなたのマスターは未亜さんなのでは!?」

「ええ、そうよ。そして…」

イムニティの視線が、セレナと戦う美由希の背中に向く。

「そんなバカな…。二人のマスターを持つなんてありえない」

「現実を見なさい、リコ・リス。
 ふー、それにしても焦ったわ。あの二人が私のマスターたちを殺してしまったらどうしようかとね。
 幸い、無事だったみたいで良かったわ。それどころか、覚醒までしてくれるなんてね。
 まあ、ここで覚醒してもらわないと困るんだけれどね。
 わざわざガルガンチュアの中に侵入させたんだから」

イムニティの言葉にリコは睨むような視線を向ける。

「睨まないで欲しいわね。全てはマスターのためなんだから」

「あなたという人は…。一体、何を企んでいるんですか」

「企むだなんて。私はただ、マスターと共に居たいだけ。
 だからこそ、覚醒を促すために士郎に味方して破滅に身を置いただけ。
 破滅が勝とうが、負けようが私には関係ないわ。ただマスターに従うのみ」

小さく笑うイムニティに、リコは気を落ち着かせるといつものように冷静な顔で静かに尋ねる。

「なら、もし未亜さんと美由希さんの二人が破滅を倒すと言ったら、どうするのですか」

「愚問よ、リコ。前にも言ったでしょう。
 マスターがいる限り、マスターと共に戦う。
 それが宿命、それが喜び。マスターがそれを望むというのなら、私はそれに付き従うのみ。
 そういう訳だから、あっちの決着が付くまでは休戦と行きましょう」

「……分かりました」

イムニティの言葉に嘘がないと知り、リコはその提案を受け入れる。
受け入れながら、リコは何故、マスターが二人という事が起こったのかを考えていた。
だが、幾ら考えてもその答えは見つかりそうもなかった。





 § §





未亜の放ったトレイターを横へと大きく跳んで躱すメイ。
そのまま遠距離でのやり合いは不利と感じたのか、メイは未亜へと走り出す。
と、その耳に空気を切り裂いて背後から飛来する音が届く。
メイは後ろを振り返り、驚愕に目を見開く。
斧へと姿を変じたトレイターが、ブーメランよろしくUターンして迫ってくる。
咄嗟に手にしたブレイズでトレイターへと突きを繰り出す。
繰り出された突きは一つ。
けれど、響く音は五つ。
ブレイズによる一点五連撃により、トレイターを弾いたメイは、しかし未亜に背を向けてしまっていた。
未亜はジャスティに矢を番えると、すぐさま三連射。
メイがブレイズを振るって矢を払い落とすと、未亜は右手をトレイターへと向けて叫ぶ。

「爆ぜよ!」

未亜の声に応えてトレイターがその姿を斧から球形に変え、すぐさま爆発を起こす。
爆風に乗るように地面を蹴って背後へと跳び、殺しきれなかった勢いを地面を転がって殺す。
荒い呼吸を繰り返しながらも膝を着いて立ち上がるメイの視線の先では、
槍へと変化したトレイターをジャスティに番えて構える未亜の姿があった。



セレナの攻撃を龍鱗で受け止め、蹴りを放って吹き飛ばす。
空中で小さく回転して、手と足で着地を決めるとすぐさま向かって来るセレナに、
美由希は静かに刺突の構えで迎え撃つ。
御神の奥義、射抜。
高速でセレナへと突き進み、セリティの刃がセレナへと向かう。
刃先が触れる直前で、セレナは予備動作なしに空中へと踊り出る。
頭上からの攻撃に対し、射抜が弧を描くように上へと跳ね上がり、セレナの攻撃を弾き飛ばす。
空中で無防備となったセレナの腹部へ、鞘に収められていた龍鱗が抜刀される。
虎切による斬撃をセレナは剣の柄で受け止めると美由希の頭部へと蹴りを放つ。
それを首を曲げて躱すと、美由希はその足を掴んでセレナを投げる。
膝裏にセリティの刃を滑らせるようにして挟み込ませつつ。
が、セレナは足を取られるよりもと本能で理解したのか、美由希のセリティを素手で握りそれを防ぐ。
地面へと肩から落ちるも、すぐに起き上がり距離を取る。
今までのようにすぐに突っ込んで来ないで、警戒するように美由希の周りをぐるぐると回る。

「来ないのなら、こっちから行くよ。
 セリティ!」

言い放ち美由希がセリティを振るう。
セリティがまたしても蒼白い輝きを発し、美由希はそれを振るう。
振るわれたセリティから、蒼白い輝くが零れて、その軌跡を空中へと描き出す。
その軌跡が幾何学模様めいたものを空中に描ききると、美由希は最後にセリティをそこへ突き刺す。
と、美由希の頭上の空間が一瞬だけ歪み、それが収まるとそこに灼熱に包まれた岩石が姿を見せる。
美由希がセリティをその岩石を指すように、頭上へと掲げ、振り下ろす。
その動きに合わせるように、岩石が地上へと落ちていく。
さしものセレナも回避行動を取る中、美由希は再びセリティに模様を描かせる。
今度は美由希の周囲に、激しく放電する球が二つ現れる。
美由希がセリティを振ると、蓄えていた力を一気に解放するように、そこから一条の雷が迸る。
二つ迸った雷のうち、一つは躱せたがもう一つは躱せずに左足に直撃する。
肉の焦げる匂いが立ち昇る中、獣のような咆哮を挙げてセレナが倒れる。
グズグズに焼け焦げ、煙を立ち昇らせる左足を押さえる事もせず、
セレナはただ痛みを怒りに変えて叫び声を上げる。
剣を口に咥え、四足で立つと怒りに満ちた瞳で美由希を睨み付ける。
恐ろしいまでに殺気を放つ視線に射られながらも、美由希はその瞳に強い光を湛えてセレナを見詰め返すと、
静かにセリティと龍鱗を両腕に持ち、迎え撃たんと構える。
リコとイムニティはその様子を見ながら、もうすぐ決着が付くと感じていた。





つづく




<あとがき>

大逆転の巻き〜。
美姫 「って、この終盤に来て真実なの!?」
ふっふっふ。まだまだお楽しみはあるって言っただろう。
美姫 「って、言ってったっけ?」
ガクッ。いや、良いけどさ。
さてさて、ここからが本番だぞ〜。
美姫 「いや、ここに来て本番っていうのは可笑しいわよ」
む。じゃあ、何て言えば良いんだろうか。
美姫 「まあ、ともあれこれから色々と明かされていくのよね」
そのつもりだ。まあ、まだ決着は付いていないし、まだ出番のない人たちもいるから。
美姫 「先にそっちと」
ああ。
美姫 「じゃあ、さっさと書きなさいよ」
分かってるっての。
それじゃあ、また次回で。
美姫 「まったね〜」




ご意見、ご感想は掲示板かメールでお願いします。



二次創作の部屋へ戻る

SSのトップへ


▲Home          ▲戻る