『incomprehensible ex libris』

   人物設定








高町 恭也(たかまち きょうや)

風芽丘高校に通う三年生。美由希の兄にして、小太刀二刀御神流の使い手。
ここ最近、裏の世界でその名が囁かれるようになるなど、その腕はかなりのもの。



高町 美由希(たかまち みゆき)

風芽丘高校に通う一年生。恭也の妹で弟子。
そして、御神流の正統伝承者。
その秘められた剣腕は師である恭也を凌ぐ程だが、今はまだ恭也に勝てない。
普段はただの読書好きな文学少女。



フィアッセ・クリステラ

恭也と美由希の幼馴染で、「世紀の歌姫」と言われるティオレ・クリステラの娘。
自身もまた「光の歌姫」と呼ばれるほどの歌い手である。
現在はコンサートツアー休暇中の為、海鳴市に戻って来て翠屋でウェイトレスチーフをしている。



月村 忍(つきむら しのぶ)

恭也のクラスメートで夜の一族と呼ばれる種族の一人。
現在はさくらと旅行中の為、海鳴にはいない。



ノエル・綺堂・エーアリヒカイト(のえる・きどう・えーありひかいと)

忍に仕えるメイド。
メイドであることに誇りを持っており、家にいるときは必ずメイド服であり、少しでも外出するときは必ず着替えている。
その正体は、夜の一族に伝わってきた自動人形。現在は忍と共に旅行中。



御巫 麗華(かんなぎ れいか) 24歳

沙耶華、雷華の姉で御巫家の長女にして、御巫流の次期当主。剣の腕は現在の恭也よりも上である。
腰まである長い髪と柔らかい口調や穏やかな雰囲気のため、お嬢様に見られる事もしばしばあるが、剣を持つと凛とした雰囲気に変わる。
一人称は私(わたくし)と、普段から結構、丁寧な言葉で話す。



御巫 雷華(かんなぎ らいか) 21歳

沙耶華の姉で御巫家の次女。沙耶華と同じ大学の三年生。髪をショートヘアーにし、動きやすい服装を好む活発な女性。
一応、御巫流の使い手だが剣よりも素手を好む。



御巫 沙耶華(かんなぎ さやか) 19歳

恭也と同い年で、大学一年生。小さい頃、恭也たち親子が武者修行中に知り合った。
その後も毎年不破親子は御巫家を訪れていたため、恭也とは幼馴染のような関係である。
御巫流という剣術をやっており、腕前はかなりのもの。
普段は髪を頭の両脇の上で括ってツインテールにしているが、戦闘時には解き、そのまま背中に流している。
これは麗華の闘う所を見て、その強さや動きに憧れ、少しでも近づきたいかららしい。



読子=リードマン(よみこ)

普段は非常勤講師として働いているが、現在は失業中。
無類の本好き、愛書狂(ビブリオマニア)で、時間があれば本を読んでいる。
裏の顔は大英図書館特殊工作部のエージェントで紙を自由自在に操る『ザ・ペーパー』と呼ばれる存在である。



アネット=バートラン ?歳

アッシュグレーの髪に碧眼の美女で、髪は肩の辺りで切り揃えている。
大英図書館特殊工作部のエージェント。何か考え事をする時に、耳につけた翡翠色のピアスを触る癖がある。




ドレイク

傭兵として何度も読子と一緒に任務をこなしてきた男。
読子のサポートをしては何かしら迷惑を蒙っている憐れな人。



ジョーカー

大英図書館特殊工作部において作戦の立案、現場の指揮を担当するオールバックの英国紳士。



ウェンディ

特殊工作部のスタッフ見習い。



ジギー

大英図書館開発部で戦闘用紙の試作をしているお爺さん。
歴代のザ・ペーパーの中でも類希な才能を持つ読子の事を気に入っている。



北山 宣之(きたやま のぶゆき)

中肉中背の刑事で階級は警部。
今回の大人数失踪──St−01事件の捜査を担当しており、リスティとは知り合いである。


初井 エイル(はつい えいる)

美由希のクラス、一年A組に転校してきた女性で、日本人とイギリス人のハーフ。
実は誘拐グループのリーダー格で、実際の年齢は24歳。



ラルフ

夜の一族の血を極薄くだが継いでいるため、通常の人よりも身体能力に長けている。
誘拐グループの作戦実行隊長のような存在。



エッツィオ

コンピュータや機械などの操作を得意とする。



ミハイル

腕利きの傭兵で金のためになら何でもする男。



ドイル

ラルフの部下で、狙撃の腕に関してはかなりのものを持っている。



ヤン

爆破のプロだが、性格が少々破綻しており、無抵抗の者を傷つける事や爆弾を作る事に喜びを感じる。











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