『マリアさまはとらいあんぐる』



第26話 「閑話休題」






襲ってきた者たちを鋼糸で括り、リスティと連絡を取る。
それを見ながら、祥子が恭也へと声を掛ける。

「恭也さん、あなたは一体」

「それは、後で説明するから」

恭也の言葉に、祥子は頷くと押し黙る。
そんな祥子の横から、蓉子が声を掛ける。

「とりあえず、危ない所をありがとう。恭也さん、美由希ちゃん」

蓉子の言葉に、恭也と美由希はただ頷いて応える。
再び沈黙が降りようとした時、それを嫌うかのように聖が声を上げる。

「いやー、しかし二人とも強いね。あれは剣道?」

「いえ、剣術です」

聖の言葉を、恭也が訂正する。

「ふーん。じゃあさ、誰かがあの人たちを回収しに来るまで、そっちの話を聞いても良いかな?」

聖の言葉に、恭也は少し考えてから頷く。

「でも、聞いたところで面白くはないですよ」

「良いの、良いの。私がただ聞きたいだけなんだから」

聖の言葉に、恭也は話し始める。

「まず、先程も言いましたが、俺たちがやっているのは剣術です。
 剣道とは違い、いかに早く相手を倒すか。ただ、それだけを追求した剣です。
 簡単に言ってしまえば、殺人術ですね」

恭也の言葉に、流石の山百合会の面々も言葉が出ず、ただ話を聞く。
それを見ながらも、恭也は淡々と続ける。

「俺の一族は、その剣術を使い裏の世界で生きてきました。
 最も、今では俺と美由希を含め三人だけですけど」

恭也は少し寂しそうに語る。
そんな恭也に、聖が尋ねる。

「後の一人って、まさかなのはちゃん?」

「いえ違います。もう一人は、美由希の母親です」

「えっと、それって恭也くんのお母さんだよね。でも、喫茶店の店長なんじゃ…」

恭也は少し困ったような顔をして、桃子と美沙斗の事、そして美由希とは本当は従兄妹だと教える。

「あー、そういう事ね」

納得した聖の横から、江利子が声を掛ける。

「で、そんな恭也さんがどうしてリリアンに?」

「詳しくは俺も知りませんし、後で説明しますけど…。
 俺の父さんはボディーガードの仕事をしていて、俺も学生をしながらたまにその仕事をしているんです。
 その関係で、今回はここに来たと言う訳です」

恭也の言葉に納得する面々の中、蓉子だけが首を傾げる。

「学生をしながらって、そんな事できるの?ただのアルバイトとは違う訳でしょ」

「勿論、学校側は知りませんし、言ってません。まあ、大学は高校とは違って多少融通が利きますから」

恭也の言葉に、聖たちが驚いたような声を上げる。

「え、恭也さんって大学生だったの!?」

由乃の言葉に頷く。

「ええ。大学一年です」

「それで、落ち着いた感じだったんですね」

祐巳の言葉に、祥子が答える。

「祐巳、そう言っても私達とそんなに違わない年よ。
 だから、落ち着いているのは年齢の所為だけではなく、恭也さん自身だと思うわ」

祥子の言葉に、美由希が頷く。

「その通りですよ。小学校の頃から盆栽なんかやってた所為で、妙に落ち着いていると言うか…。
 私に言わせれば、年寄りくさい、枯れているって事なんですけど」

美由希の言葉に、全員が笑みを浮かべる。
いや、恭也一人だけは眉間に皺を寄せていたが。

「でも、ボディーガードね。何か格好いいわね。か弱き乙女を守っているうちに、恋が芽生えて…」

「由乃、ちょっと落ち着きなさいよ」

暴走しそうな由乃を令が止める。

「そうか。それでデートの時行ったコンサートで、あっさり通れたんだ」

「そう言う事情があったんですね。お父様もボディーガードをされていたという事と、今までの話を聞いていますと、
 CSSの方と知り合いなのも納得できますね」

聖の言葉に志摩子も頷きながら言う。
そんないつもと変わらない態度の面々に、恭也が不思議そうに尋ねる。

「あの、皆さんは怖くないんですか?」

「何が?」

恭也の言葉に、心底分からないといった様子で聖が尋ね返す。

「何がって。俺たちがですよ。さっきのを見ましたよね。
 俺たちがその気になれば、簡単に人の命を奪う事だって出来るんですよ」

恭也の言葉に、祥子が口を開く。

「そうね。さっきのを見たわ。でも、それがどうかして?
 恭也さんの言う通りだとしても、私が今まで一緒に生活して、見てきた恭也さんはその力を無意味に使う人ではないわ。
 これでも、恭也さんの事は信頼してるつもりよ。
 最も、今までその事を黙っていた事に関しては、少し腹が立つけど」

「そうよ、祥子の言う通りだわ。私達が知っている恭也さんは、誰かを傷つけて喜ぶような人ではないわ。
 私たちの前で演技していたというのなら別だけどね」

蓉子も祥子の言葉に続けて言う。
他の面々も同じだと言わんばかりに頷いてみせる。
それを見て、恭也も自然と笑みを浮かべ、その笑みに見惚れる祥子たちだった。



それから暫らくして、リスティたちが恭也の元へと訪れる。

「恭也、すまなかったね」

「いえ、リスティさんの所為ではありませんから。それよりも、襲撃者の正体が分かりました」

「誰だい?」

リスティの言葉に、恭也は言葉を一旦区切る。

「双です」

「あの双か?」

「ええ」

「またややこしいのが…。って事は、こいつらに黒幕を尋ねても…」

リスティは、次々と運ばれていく男達を見て呟く。
恭也はそれに頷きながら、リスティの言葉の続きを取る。

「ええ、無駄でしょうね。双は完全に、ボスとその右腕である琥蛎二人の組織ですから。
 それ以外の構成員は、殆ど使い捨てで何も聞かされないという組織ですから」

「ああ。人道的な問題は兎も角、組織としては完璧だな。
 最も、そういった連中に人道的な問題を言った所でどうにもならないけどね。
 まあ、無駄でもやるしかないか」

リスティは呟くと、幾つかの指示を出す。
そして、祥子たちを見る。

「さて、大体の事は恭也から聞いたと思うけど、もう少しだけ詳しく説明をするとしようか?」

その言葉に祥子は頷く。
それを見ながら、リスティは煙草を咥えるが、火をつけずにそのまま仕舞い込むと移動を始めるのだった。





  ◇ ◇ ◇





小笠原邸。
お茶を用意している間に、リスティの紹介を済ませる。
そして、それらが終ると、椅子に腰掛けたまま祥子が正面に座るリスティを見る。

「それで、狙われているのは私で間違いないんですね」

「ああ、それは間違いない」

リスティはきっぱりと頷いて答える。

「今から説明をするけど、僕は丁寧な話し方は苦手なんでね。こんな感じになるけど許してくれよ」

その言葉に頷き、祥子は先を促がす。それを受け、リスティは話し始める。

「元々、今回の件は小笠原の爺さんから直々依頼されたんだ。それで、僕がいつもの様に恭也へと回したって訳だ。
 で、僕も細かい所までは知らないけど、いいね」

前置きをしてから、リスティは話し始める。

「小笠原の爺さんは、会社であるプロジェクトを手掛けようとしていたんだ。
 ただ、そのプロジェクトを快く思わない輩がいたんだ」

「そのプロジェクトとは?」

「さあね?そこまでは聞いてないし、教えてもらってない。勿論、恭也も知らないさ」

リスティの言葉に、祥子は隣に座る恭也を見る。
その視線を受け、恭也は頷く。

「ああ、俺も知らない。ただ、そのプロジェクトの中止をお祖父さんは拒否されたんだ。
 そして、それを知った相手は脅しを掛けてきた。それが…」

「孫娘の身の安全って訳さ」

恭也の言葉をリスティが続ける。

「で、爺さんはその脅迫を無視した」

「そんな!自分の孫の命が掛かっているのに!」

リスティの言葉に、祐巳が悲鳴にも似た声を出す。
そちらを見ながら、

「お嬢ちゃんの言い分も分かるよ。でも、会長として、人の上に立つ物として中止に出来なかったんだろうね。
 大掛かりなプロジェクトだろうから、その下には社員だけでなく数百人、いや、もしかしたら千単位という人間が関わってくる。
 そういった人たちの為にも中止にする訳にはいかなかったんだ。
 それに、爺さんも見捨てる気なんてなかったさ。大事な孫娘なんだから。その証拠が、今そこにいるだろう」

リスティは恭也を指差しながら言う。
その意味するところを悟り、祐巳は息を飲む。

「爺さんも、プロジェクトの中止を一度は考えたみたいだよ。
 でも、さっき言ったような理由から、それは止めたんだ。
 そして、腕の立つ者をそれこそ必死で探したんだ。
 それで見つからなかったら、プロジェクトを打ち切る位の覚悟でね。
 そして、運良くそれが見つかったって訳さ。それも、とびっきりのがね」

そう言って、微笑みながらリスティは恭也を見る。

「それは買い被り過ぎですよ」

恭也は苦笑しながら言うが、リスティはそれを否定する。

「恭也、それは謙遜すぎるぞ。第一、恭也の使う流派を聞いただけで逃げ出す奴らまでいると言うのに」

「それは俺の力じゃありませんよ」

「よく言うよ。守る事に関しては、美沙斗すら凌駕するくせに」

「誰がそんな事を」

「ん?美沙斗本人が言ってたよ。何かを守ろうとする時の信念は、恭也の方が強いって。
 そして、その時の恭也には自分は敵わないって」

「そんな事は…」

恭也は照れながらも、否定的な言葉を出す。
そんな恭也に溜め息を吐きながら、

「はぁー。いい加減、少しは自信を持ちなよ。まあ、そこが恭也らしいと言えば、らしいけど。
 でも、最近、とみに裏でよく噂されるニ刀の剣士”双翼”の言葉とは思えないね」

「リスティさん、それは勘弁してください」

「OK、OK。さて、それじゃあ話を戻すとしますか」

二人のやり取りを茫然と見ていた祥子たちに向き直り、リスティは話を再開させる。

「兎に角、そういった事情で恭也が護衛に付いたって訳さ」

リスティの締めの言葉に、それまで黙って聞いていた蓉子が手を上げる。

「少し良いですか」

「何かな?」

「事情は大体分かったんですが、何故美由希ちゃんまで?」

蓉子の言葉に、恭也が答える。

「それは俺が呼んだからです。
 皆さんもご覧になったと思いますけど、美由希は実戦経験こそ殆どないながらも、それなりの腕を持っているので」

「つまり、二人で祥子の護衛をしていたって事?」

令が尋ね、それに恭也が答える前に聖が疑問を口にする。

「それだったら、最初からいると思うけどな。そこの所はどうなのかな?
 ここまで来て、何かを隠すってのは、なしにしようよ」

聖の言葉に、恭也は暫し考える。
そんな恭也にリスティが話し掛ける。

「恭也、別に良いんじゃないか。このお嬢さんたちなら、話しても大丈夫だろう。
 それに、少しでも知っておいた方が、今後の為にもなるし」

「そうですね」

リスティの言葉に恭也は頷くと、

「美由希を呼んだのは、俺が祥子についている間、皆さんの護衛をさせるためです」

その言葉に、蓉子たちも流石に驚いた顔をする。
そんな中、祥子が怒ったように言う。

「それは一体、どういう事ですか!狙われているのは、私ではないの!?」

「祥子、落ち着いて。つまり、俺に祥子が付いていて、何も出来ないとなると、次に狙われるのは祥子の関係者になるんだ。
 その関係者を攫うなり、傷つけるなりすれば、祥子は自ずから敵の前に姿を現すだろう。
 ましてや、リリアンはスール制があって、他の友人といったものよりも絆が強いから」

「なるほどね。それで、私たちが狙われる可能性が出てくる訳か。
 それを見越して、恭也くんは美由希ちゃんを呼び出して、私たちには祥子の家へと招く事で一箇所に集めた訳ね」

聖の言葉に恭也は頷く。

「すいません。黙っていて」

「それは別に良いわよ。つまり、恭也くんは私たちを怖がらせない為に、黙っていたんでしょ?」

その聖の言葉に恭也は頷く。
そのやり取りを見ているうちに、冷静になったのか祥子は恭也に謝る。

「そうね。ごめんなさい恭也さん。悪いのはあなたじゃなくて、私を狙っている人たちなのに」

「いえ、気にしてませんから。それだけ、皆さんを大事に思っていると言う事ですし」

恭也の言葉に、祥子は照れたようにそっぽを向く。

「まあ、そういう訳だから、全員気を付けるようにね。
 恭也、後の事は任せたから。何かあれば、連絡して。
 僕は、これからあいつ等の取り調べだから、これで失礼するよ」

リスティはそう言うと、小笠原低を出て行く。
それを見送り、再び部屋へと戻ると、江利子が尋ねる。

「で、私たちはどうしたら良いの?」

「特に何もありません。ただ、出来る限り一人で出歩くのは止めてください。
 連中が次はどんな手で来るのか分かりませんから。出かけるときは、俺か美由希と一緒にお願いします」

その言葉に頷きながら、聖は笑みを浮かべる。
その笑みを見て、恭也は嫌な予感を覚え身構える。
そんな恭也を見ながら、聖は恭也の背後に立つと、後ろから恭也に抱き付く。

「それって、つまりいつも恭也くんと一緒にいろって事よね」

「そ、そうなりますね。ところで、離してもらえませんか」

恭也の言葉を無視し、聖は恭也の耳元に唇を近づけると、

「じゃあさ、お風呂や寝るのも一緒なのかな」

「な、何を言ってるのよ聖!」

「そうです。白薔薇様、お姉さまの言う通りですわ。それと、恭也さんが迷惑してますから、離れてください」

「紅薔薇姉妹は怖いわね〜。祐巳ちゃんは可愛いのに」

聖の言葉に、睨みつけるように聖を見る蓉子と祥子。
そんな中、恭也が声を上げる。

「い、家の中にいる限りは構いませんから」

少し慌てたように言う恭也を見ながら、聖は離れる。

「あはははは。冗談だって」

「からかわないで下さい」

「にしても、志摩子が何か言ってくるかと思ったんだけどな」

そう言って志摩子の方を見ると、志摩子は何かを考えているようだった。

「どうかしたの、志摩子」

「い、いえ…。少し気になる事があって」

「気になる事?」

聖の言葉に頷きながら、志摩子は恭也を見る。

「恭也さん、もしかして昔に会った事ないですか?
 初めて会った時にそんな気がしてたんですけど、確信がなくて。
 でも、剣術をされていると聞いて、もしかしたらって思ったんですけど」

志摩子の言葉に、恭也も記憶を辿る。

「……えっと」

そんな恭也に、志摩子が言う。

「六、七年ほど前に山奥で」

その言葉に、恭也は思い出す。

「あっ!藤の花の精!」

「藤の花の精?」

恭也の上げた言葉に、志摩子が首を傾げる。
それを見ながら、恭也は自分の失言に気付き、照れたように誤魔化す。

「あの時の女の子は志摩子だったのか」

「やっぱり、あの時の剣士さんは恭也さんだったんですね」

恭也と志摩子の会話を聞き、他の面々が興味を示す。

「そんなに大した話じゃ…」

「それでも聞きたいなー」

聖の言葉に、恭也と志摩子は顔を見合わせると頷き合い、話し始める。

「えっと、昔全国を周っていた時に、山で迷ってしまいまして…」

「私はその時、たまたまその山の近くの民宿に両親と旅行に行ってたんです」

「で、飲まず食わずで彷徨っているうちに何とか広場みたいな所に出ることは出来たんですが、
 流石に空腹でその場に座り込んだ所で、一人の女の子にあったんです。
 その時、藤の花が咲き誇る下に立っていたのが志摩子だったという訳です」

恭也の言葉に頷きつつ、志摩子は続ける。

「突然現われた恭也さんに驚きながらも、お腹がすいてると聞いて、両親から食べ物を貰って来たんです。
 そして、恭也さんに差し上げたんです」

「その後、2、3日ほど志摩子のご両親にお世話になってしまって」

「で、別れ際に恭也さんが仰ったんです。
 『志摩子ちゃんに何か困ったことが起きて、俺の力が役に立つのならきっと助けてあげる。
 俺は剣士だから、俺の剣が役に立つ事なら』って。
 その時の私は、あんまり意味が分からなかったんですが、それでも頷いて…」

「はー、そんな事がねー」

聖が感心したような声を上げる。
そんな話を聞きながら、美由希が恭也に言う。

「名前まで呼んで約束しておきながら、家に帰ってきたら名前を忘れてるんだもんね。
 本当に物覚えの悪いと言うか」

偉そうな事を言う美由希を力ずく黙らせ、恭也は言い訳のように言う。

「約束は忘れていなかったんだ。ただ、名前を忘れていただけで。
 一年程、全国を周った時の最初の頃に出会ったから……。すまん」

「い、いえ。思い出していただけましたし。それに、本当に約束は覚えていてくれたみたいですし」

志摩子は嬉しそうに言う。それを見ながら、聖がからかうように言う。

「それもそうよねー。何たって、藤の花の精って言って、覚えているぐらいだもんね」

「それは言わないで下さい」

恭也は照れたように言う。

「くすくす。本当に美由希さんに聞いた通りね」

「ええ、お姉さま。この調子では、後何人の女の子の名前を忘れているのかしら」

おかしそうに言う蓉子と祥子を見て、次いで美由希を見る。

「お前、何を話した」

「えっと、昔、恭ちゃんから聞いた話だけど…」

「今夜の鍛練が楽しみだな」

「あうぅぅ〜」

恭也の言葉に、美由希は項垂れるのだった。
そんな二人を可笑しそうに見ながら、由乃が恭也へと話し掛ける。

「ねえねえ。鍛練って、鍛練よね」

「ええ、多分その鍛練だと」

よく分からないといった感じで言う恭也に、由乃が何かを期待するように言う。

「それ見たい」

「えっ!?いや、しかし…」

「お願い。参加したいとは言わないけど、見るだけ。ね、ね」

「いや、しかし」

恭也は困ったように、令と江利子が見る。
しかし、江利子は面白いものを見つけたような顔をして、

「私も見たいわね」

と、言う。それを聞き、恭也は令を見る。
すると令は、申し訳なさそうな顔をして見せる。

「ごめんなさい。こうなった由乃を止めるのは、ちょっと無理なの。
 それに、私も少し見たいし」

この答えを聞き、恭也は他の面々を見渡す。
しかし、全員が止める様子を見せず、それどころか由乃の意見にどちらかと言えば賛成といった感じで見詰め返す。
仕方がなく、恭也は、

「分かりました。ただし、今日だけですからね。それと、危ないので、絶対に近くに来ないで下さい」

と、注意をする。
それに頷く由乃たちを見ながら、恭也はそっと溜め息を吐くのだった。





つづく




<あとがき>

とりあえず、中休みって感じかな?
美姫 「そうね。後は一気に終盤を突っ走るのみ」
一気に書き上げれれば良いんだが…。
美姫 「まあ、頑張ってね」
おうともさ!
美姫 「さて、じゃあさっさと次を書いてもらおうかしら」
……分かってるですよ。
美姫 「じゃあ、次回も宜しくね」
ばいば〜い。





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