Kanon −Akiko’s story−
〜もし本当に秋子さんが28歳だったら〜
第4話
「祐一お兄ちゃーん」
校舎から中庭へと出る出入り口から、俺を見つけた名雪が大声で呼びかけてくる。
まったく、恥ずかしい奴だな。あんな大声で呼ばなくてもいいだろうに。そう思っていると、
「なゆちゃーん」
あゆが両手を振りながら、名雪に負けずと劣らないぐらいの大声で呼びかける。
「あ、あゆちゃん。今日は」
「今日は、あゆちゃん」
「うん、今日は、なゆちゃんに香里ちゃん」
お互いに挨拶を交わす名雪たち。
「名雪、もう終わったのか?」
「うん、祐一お兄ちゃん。早く約束のイチゴサンデー」
「ああ、わかってるって」
「イッチゴ♪イ・チ・ゴ〜♪イチゴなんだよ〜♪」
名雪は俺の手を引っ張り、おかしな歌まで歌いながら急かしてくる。
「はいはい」
俺は苦笑しながらも腰掛けていたベンチから立ち上がり、微笑みながら名雪を見ていた秋子さんたちに声をかける。
「じゃあ、行きましょうか」
「そうですね」
「秋子さん、私とあゆもご一緒してもいいかしら」
「ええ、別に構いませんよ。では、皆で行きましょう」
秋子さんの言葉を合図に、皆して百花屋へと歩き出した。
◇◇◇
「さーて、何を頼もうかな〜」
席に着くなり名雪がメニューを広げながらそんなことを言う。
「おい、名雪。お前はイチゴサンデーだろ?」
「うん、そうだよ。朝、祐一お兄ちゃんと約束したもんね」
「だったらメニューは見なくてもいいだろ」
「うー、そうなんだけど・・・」
「名雪も馬鹿なことやってないで、さっさとメニューをあゆちゃんに渡してあげたら」
「香里、その言い方は酷いよー」
「はいはい、いいから」
名雪を軽くあしらいながら、あゆにメニューを渡す香里。
あゆは香里からメニューを受け取り、注文するものを選び出す。
「うーんと、何があるかな」
「とりあえず、あゆあゆの好きなタイヤキはないな」
「うぐぅ。幾ら僕でもそんな事は判ってるよ」
「え、ないの!」
「あみさん・・・それ本気で言ってますか?」
「失礼ね、私はいつだって本気よ」
「いや、そんなに威張られても。それに、この場合は本気じゃない方がいいんですが」
「大丈夫よ、祐一君」
「何がですか」
「今のは冗談だから」
「はぁー」
「さあてと、何を頼もうかな」
なんかとてつもなく疲れた感じがする。
とりあえず、各々がオーダーを済ませ、全員の元に注文した品が届く。
「イチゴ、イチゴ」
名雪は何がそんなに楽しいのか、スプーンを片手に歌っている。
そんな名雪を香里が注意する。
「名雪、それは判ってるから黙って食べなさい」
「うー、わかったよ」
本当に同い年か?とてもそう思えないな。
まあ、それを言ったら、あゆも同い年に見えないからな。
「祐一お兄ちゃん、今ものすごく失礼な事、考えてない?」
「そんな事はないぞ、あゆあゆ。別にあゆあゆと香里が同じ年に見えないなんて、これっぽっちも思っていないからな」
「うぐぅ、酷いよ祐一お兄ちゃん。僕と香里さんは同じ年だよ」
「な、なぜ俺の考えている事が判ったんだあゆあゆ。さてはテレパシーか」
「今、祐一お兄ちゃんが言ったんじゃない」
「くっ、誘導尋問とは、あゆあゆのくせになかなかやるな」
「意味判らない事言わないで。それに誘導尋問って何?」
「誘導尋問を知らないとは流石だな、あゆあゆ」
「へへへ。祐一お兄ちゃんに誉められた」
「あゆちゃん、馬鹿にされてるのよ」
「うぐぅ、そうなの?」
「それは違うぞ、あゆあゆ、香里。あゆあゆを俺が馬鹿にする訳ないだろう。
いいか、あゆあゆが難しい事を知っている訳がない、というのはもはや周知の事実。
疑う事のないことなんだ。つまり、馬鹿にしようにもこれ以上しようがないという訳だ。
よって馬鹿にはしてない。判ったか?」
「???よ、よく判らないけど、祐一お兄ちゃんは僕を馬鹿にしてないんだよね」
「その通りだぞ。だから、安心して、さっさと食べろ」
「うん」
「祐一お兄ちゃんのその発言そのものが、既にあゆちゃんを馬鹿にしてると思うんだけど」
「香里、細かい事を気にするな。あゆあゆは全然気にしていないだろう」
「何の事か判らないけど気にしてないよ」
「な、言った通りだろ」
「はぁー、あゆちゃんはもう少し気にした方がいいと思うけど、まあいいわ」
ふー、何とか香里も納得したようだな。無理矢理させたとも言うが。
コーヒーを一口啜り、一息つく。そこへ、あみさんが声をかけてくる。
「祐一君はコーヒーだけでいいの?」
ケーキを食べながらあみさんが聞いてくる。
「ええ、あまり甘いものは」
「ふーん、おいしいのに。試しに一口食べてみる?」
言って、フォークに乗せたケーキを俺の方に向ける。
「い、いいですって」
俺は少し身を引きながら、あみさんの申し出を断る。
すると横からスプーンに乗せられた茶色い物体が差し出された。
「祐一君、私のはコーヒーゼリーだから食べれるんじゃない?」
伊織さんがそう尋ねてくる。確かに、コーヒーゼリーならそんなに甘くないかも。
試しに伊織さんが差し出したスプーンを咥える。
・・・うん、確かに。
「そんなに甘くはないですね。これなら多分、大丈夫かな」
「そう?だったら、もう一口いる?」
「いえ、もういいです」
「そう」
言って、伊織さんは自分で食べる。って、そのスプーンはさっき俺が食べた奴では。
思わず、じっと見てしまったのに気付いたのか伊織さんは俺の方を向くと、
「どうしたの、祐一君」
などと聞いてくる。
しかし、その目や口元が笑っているのはバレバレだ。伊織さん、判ってて言ってるな。
「やっぱり、もう一口欲しくなった?」
「そんな事はないです」
平然を装いながら返事をする俺を、伊織さんはどうやってからかおうかと考えながら見てくる。
先に隙を見せた方が負ける!
そう思った瞬間、俺と伊織さんの間に特殊な気配が立ち込めだす。
沈黙を守ったまま、お互いに次の手を探りあう。
そんな微妙な雰囲気をあみさんの一言が吹き飛ばす。
「あー、伊織さんのスプーンを祐一君が使ったー」
あみさん、あなたは子供ですか。
「あみさん、何かと見間違えたのでは」
「この距離でどうやって間違えるのよ」
「いや、あみさんならありえますから自信を持ってください」
「そんな自信はいらないわ」
「何故ですか。自信を持つのは良い事ですよ」
「それと今回のこれとは別よ」
ぐ、なかなかの切り返しだ。あのあゆの母親とは思えないぞ。
あゆなら間違いなく今ので誤魔化せたはずなのに、なかなか手強いな。
こうなったら・・・
「ああ、そうか。あみさんは今更、自信なんて持つ必要もありませんよね」
「どうしてかしら」
「食い逃げに関してはかなりの自信があるみたいですから」
「食い逃げって言うなっ!」
「でも、食い逃げ」
「違うわよ」
「あれは食い逃げ」
「違うわ。あの時はたまたまお金を忘れただけよ。後でちゃんと払いに行きました」
あみさんはそこまで言うと、椅子にふんぞり返り胸を張る。
「それは威張る事ではないです。そもそもお金を払うのは当たり前の事ですから。
それにお金を忘れたのにタイヤキを持って逃げた時点で食い逃げです」
「そ、それは、ほらあれよ、あれ」
「なんですか?」
「そう!つけよ、つけ。つけにしてもらったの」
「じゃあ、なぜ走って逃げたんですか」
「それは祐一君の見間違いよ」
「あの距離でどうやって見間違えるんですか」
「ほら、祐一君ならありえるから自信を持っていいよ」
「そんな自信はいらないです」
「なんでっ!自信を持つのは良い事だよ」
「それと今回のは別です」
「うぐぅ・・・・・・・・・なんか同じ様な事をついさっきも言ってた様な気がする」
「それは気のせいですよ」
「気のせいなのかな」
「それよりもはやく食べないと溶けますよ」
「あ、そうだね、ってケーキが溶ける訳ないでしょ」
言いながらもあみさんはケーキを食べ始める。
「祐一君、上手く誤魔化したわね」
「何を言ってるんですか伊織さん」
「別に〜。ただ、次の相手は私より手強いかもね」
「次、ですか?」
「そうよ、次よ」
意味ありげな笑みを浮かべて伊織さんは俺を見る。
すると横から俺は肩を軽く叩かれる。
そちらを見ると秋子さんが笑顔のままスプーンを差し出していた。
「はい、祐一さん。あーん、して下さい」
「いや、でも。俺は甘いものは苦手で・・・」
「あら、祐一さんは伊織のは食べれるけど、私のは食べれないと仰るんですか?」
笑顔を浮かべたまま、スプーンに乗せたクリームと顔をを俺に近づけてくる。
しかもその目は決して笑っていない。
(も、もしかして怒ってますか、秋子さん)
近づいて来ている秋子さん以外には、聞かれないように小声で話し掛けてみる。
すると、秋子さんも同じく小声で返事を返してくる。
(いいえ、別に怒ってなんかいませんよ。別に、伊織と間接キスをしたぐらいで怒るほど、私も子供ではありませんし)
(そ、そうですよね)
(ええ、全然、これっぽっちも怒っていません。
まして、これから祐一さんの食事はジャムをおかずにジャムを食べて、ジャムの汁にジャム茶だなんて考えてもいませんから)
(・・・・・・ほ、本当に怒っていません?)
(ええ、本当に怒っていませんよ。
伊織と間接キスをした事とか、あみさんと仲良く話しをしていた事とか、全っ然、気にしていませんから)
(・・・・・・・・・・・・・・・)
本当に気にしていないのか。
「祐一さん、はい、あーん」
「あ、あーん」
俺が観念して口を開けると、秋子さんは嬉しそうに口の中にスプーンを入れてくる。
「おいしいですか、祐一さん」
「ええ、おいしかったですよ」
「そうですか、それは良かったです」
「ああー、祐一君、またやってるー」
あみさん、しつこいです。
「「「祐一お兄ちゃん、私(僕)もー」」」
名雪、香里、あゆの三人までもがそれに加わってくる。
「遠慮する」
「「「えー・・・・・・・・・グスッ」」」
「な、ちょっと待て。これぐらいの事で泣くな」
「「「うう、だって」」」
名雪たちは、今にも泣きそうな顔で俺を見てくる。
これではまるで俺が悪者ではないか。
「判った。判ったから順番にな」
「「「うん」」」
俺が承諾した途端に笑顔になる三人。
結局この後、あみさんも加わり、全員から食べさせらるはめになった。はぁ〜、疲れた...。
「あら祐一さん、ほっぺにクリームがついていますよ」
「え、どこですか」
「取りますから、じっとしててください」
言って秋子さんが俺の方に近づいてくる。
そして、そのすぐ後、俺の頬を何か暖かいものが触れた。
「はい、取れましたよ」
そう言って、秋子さんは頬を少し赤く染めながら微笑む。
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・えーと、つまり今のは秋子さんが俺の頬についたクリームを舐めたのか?
その事実に俺がしばらく固まっていると、伊織さんとあみさんがジト目でこちらを睨んでくる。
な、何で睨まれてるんだ、俺。
と、とりあえず秋子さんに確認をしてみるか。
「え、えーと、あ、秋子さ・・・」
「さ、さあ、もうそろそろ行きましょうか。夕飯の支度がありますし」
俺の台詞を遮りながら、秋子さんが立ち上がる。
さっきまで俺を睨んでいた伊織さんとあみさんも、秋子さんのその言葉に反応する。
「本当だ。もうこんな時間になってる。早く帰らないと」
「そうね。今日はここまでにしておいてあげるわ、祐一君」
伊織さん、その笑顔、怖いです。
はぁー。今日、何度目かのため息をつく。何か今日一日でかなり疲れたな。
しかし、判ったこともある。それは、笑顔でも充分に怖がらせる事は出来るという事だ。
それが身に染みてよく判った。
しばらく歩き、十字路に来た所で立ち止まる。
「じゃあ、私たちはこっちだから。またね」
「ばいばい、なゆちゃん、香里ちゃん」
「ええ、じゃあまた」
「ばいばい、名雪、あゆちゃん」
「では、また今度」
「ばいばいだよ、香里、あゆちゃん」
「おう、またな」
それぞれに挨拶をして、自分たちの家へと向かう。
名雪と手を繋ぎながら歩いていると、名雪の歩みが段々と遅くなってくる。
ふと名雪の方を見ると名雪がうとうとしている。と、いうよりも半分寝てるなこれは。
「名雪、寝るならおんぶしてやろう」
「う〜ん」
生返事をしながら、しゃがみこんだ俺の背中に乗ってくる。
そして名雪を背負うと再び歩き始める。
しばらくすると背中から、名雪の寝息が聞こえてきた。
「ふふふ、よく寝てますね名雪」
「本当ですね。しかし、よく寝る奴だ」
秋子さんと顔を合わせて笑う。
「所で、秋子さん。さっきの・・・」
多分、顔が赤くなっているだろうなと思いつつ、先程の件を秋子さんに聞く。
すると秋子さんも俺の言いたい事が判ったのか、頬を染める。
「嫌でしたか?」
「いえ、そんな事はないです。ただ、伊織さんたちもいたから」
「そうですね。何故あんな事をしたのか、今思うと自分でも不思議です。
でも、あの時は何も考えていませんでした。ただ、祐一さんを取られたくないって思って、気がついたらあんな事をしてました。
思い出すとまた、恥ずかしくなります///(照)」
秋子さんは照れて、胸の前に垂れていたおさげ髪の先端を両手の指で触りながら俯いてしまった。
そのモジモジした態度がとてつもなく可愛い。
もし名雪を背負っていなかったら、間違いなく秋子さんを抱きしめているだろう。
「祐一さん、そんなに見ないで下さい。恥ずかしいです・・・」
「それは無理ですよ、秋子さん。そんなに可愛いんですから」
「か、可愛いだなんて・・・か、からかわないで下さい」
「からかってなんかいませんよ。本当にそう思ったんです」
照れてますます赤くなる秋子さんを見ながら、俺の口元に笑みが浮かぶ。
「ゆ、祐一さん!何がおかしいんですか」
「い、いや、普段はしっかりとしてるのに、こういう事には免疫がなくておろおろするのがつい」
「むー///(照)」
俺の言葉に秋子さんは頬を少し膨らませ、拗ねてみせる。
でも、そんな少し拗ねた所も可愛くて仕方がない。
本当にいつもは大人って感じで何があっても余裕を感じさせるのに、こういう時は子供みたいな反応をする。
そのどちらも秋子さんで、当然どちらの秋子さんも俺は好きだ。
「祐一さん、また変な事を考えてるんじゃないですよね」
「いや、やっぱり俺は秋子さんの事が好きなんだなーって思ってただけだよ」
「なっ、何を言ってるんですか」
一旦は元に戻っていた秋子さんの顔が再び赤くなる。
それを見て、俺の顔にもまた笑みが浮かぶ。
「どうせ私は祐一さんみたいにこうゆう事には慣れていませんよ」
「俺のどこが慣れてるんですか」
「だって・・・」
「だって、何ですか?」
「い、伊織と、・・・その・・・・・・間接・・・キス・・・して、平然としていたじゃないですか」
「べ、別に平然としてた訳ではないですよ」
「本当ですか?とてもそうは見えませんでしたよ」
「本当です。それに、秋子さん以外の人とあんな事をしても嬉しくありませんから」
「えっ」
「俺が本当に好きなのは秋子さんだけですから」
「祐一さん。・・・・・・私もです」
徐々に顔を近づけ、軽く触れる程度のキスをする。
「じゃあ、帰りましょうか」
「ええ、そうですね。って何を笑ってるんですか?」
「いや、秋子さんが焼きもちを焼いてくれるなんて嬉しいなぁ、なんて思って」
「ゆ、祐一さんっ」
「すいません。でも、前にも言いましたけど、俺が本当に愛しているのは秋子さんだけですから」
「ええ、信じています祐一さん」
そう言って微笑む秋子さんの顔はとても幸せそうだった。
そんな秋子さんを見ると、俺も自然と嬉しくなってくる。
これから先も色々あるだろうけど、秋子さんと一緒なら何があっても大丈夫だ、きっと・・・。
<おまけ>
この日の夕食後に出てきたデザートはジャムを使ったものだった。
名雪は真っ先に眠いからと言って部屋へと戻り、残された俺は何とか誤魔化そうとしたが秋子さんの、
「伊織との件はこれで無かった事にしてあげます」
という、笑顔と共に放たれた一言により泣く泣く食べる事となった。
もちろん、その夜は空が白ずんで来るまで仕返ししたのは言うまでもない。
<あとがき>
作者(以下:浩)「どうも、氷瀬 浩です。もし秋第4話、いかがでしたでしょうか」
秋子(以下:秋)「あらあら、随分と遅かったですね」
祐一(以下:祐)「全くだな」
浩「そ、それは・・・」
秋「それはなんですか?」
浩「うぅ、ごめんなさい」
祐「はぁー、まあいい。それよりも聞きたい事があるんだが」
浩「ほうほう、なにかな?」
祐「ああ、それはな。なんか秋子さんの口調が若いというか」
秋「祐一さん・・・それはどういう意味かしら」
祐「ち、違います。ただ、秋子さんの口調っぽくないという意味です」
浩「(迂闊な発言は止めたほうがいいな)それはね、会話的にああゆう感じの方がいいかなーって思うって。
と、言うのは半分冗談で、秋子さんは祐一との会話の時は女の子らしくなってしまうと言うことで、多少変化させてるんだよ」
祐「な、成る程な」
秋「所で、浩さん。次回では、いよいよ残る一人が登場するんですよね」
浩「一応、そのつもりです」
祐「じゃあ、第5話でオリキャラは全て出てくるんだな」
浩「多分、もう増えないと思うから次回で全キャラ登場かな」
祐「どんな人が出てくるのかなー。楽しみだな」
秋「祐一さん・・・」
祐「は、はい。べ、別に変な意味で言ったんじゃないですよ。
た、ただ、純粋にどんな人が出てくるのかなーって思っただけで」
秋「何を言ってるんですか、祐一さん?
紅茶が入ったから如何ですか」
浩&祐「頂きます」
ゴクゴク・・・・・・バタン
浩「ゆ、祐一ぃぃ、これってもしかして・・・」
祐「も、もしかしなくても、アレ入りの紅茶だ・・・」
ガクッ
秋「あらあら、二人ともこんな所で寝たら風邪を引きますよ。しょうがないですねー。
では皆さん、次回のもし秋第五話をお楽しみにしてて下さい」