『リリカルIF A's 〜逆転兄妹〜 番外編』






恭也の学校へと編入し、この世界にもかなり慣れ親しんできたフェイトであったが、やはりまだ戸惑う部分もある。
現に今もこうしてフェイトは困ったような顔をして、見知らぬ女性の言葉に右往左往する様である。

「えっと、あの……」

「自分たちで少し見てますから」

そう言って恭也がフォローしてくれなければ、ずっとそうしていたかもしれず、
フェイトはほっと胸を撫で下ろすと、恭也へとお礼を告げる。
フェイトからの礼を受け取り、恭也は笑顔で応えるとその手を握り、フェイトを引っ張っていく。
似たような形をした掌サイズの物体がずらりと並ぶ場所へと。

「携帯電話ってこんなにいっぱいあるんだ……」

「同じ機種だけれど、色違いも見本として置いているからね。
 それがなくても、結構な数あるけれど。それで、フェイトちゃんはどんなのが欲しいの?」

恭也とフェイトが今いる場所は、携帯電話を取り扱う量販店であった。
事の起こりは数日前、恭也たちの通う学校での会話から始まった。



「そう言えば、フェイトって携帯電話持ってないの?」

ふと休み時間に友達であるアリサの漏らした言葉にフェイトは首を傾げる。
それを聞こえなかったのかと受け取ったのか、

「携帯よ、携帯」

アリサがもう一度フェイトへと言っている横で、恭也はフェイトに念話で携帯電話の説明をする。
ある程度の知識は事前に得ていたフェイトは、恭也が少し説明するだけで何かを思い出す。

「うん、持ってないけれど……」

「そんなんじゃ駄目よ!」

「え、えっと……」

「アリサちゃんの言う事は兎も角……」

「ちょっとすずか、どういう意味よ!」

激昂するアリサをすずかが涼しい顔であしらうと言う、ある意味いつもの光景に笑いながら、
恭也はフェイトへと声を掛ける。

「別にあってもなくても良いと思うけれど」

「恭也は持ってるの?」

「うん。なのはお姉ちゃんが何かあったらすぐにかけてるようにって」

なのはの恭也に対する過保護ぶりを思い出して小さな笑みを見せつつ、フェイトも少し興味を示す。
それを見て取った恭也は、

「だったら、今度の土曜日に一緒に見に行ってみる?
 今日、帰ってからリンディさんに聞いてみて、それで良いって言われたら。
 実際に買うのはリンディさんと一緒じゃないと無理だろうけれど、その前にどんなのが良いか見るだけでも」

「でも、良いの?」

「うん、僕は予定ないし。あ、フェイトちゃんの方は大丈夫?」

「私の方も大丈夫だよ。だったら、お願いしようかな」

こうして、二人は休みの土曜日に出掛ける約束を交わしたのだった。
その夜、遠慮がちに切り出したフェイトにリンディは甘えられた事の喜びも全開にフェイトの携帯電話購入を許可し、
恭也と見に行った次の日、つまり日曜日に一緒に買いに良くという約束をするのであった。



とまあ、そのような経緯があり恭也とフェイトはこうして携帯電話を見ているのだが。
やはりその数や機能などが良く分からないフェイトはしきりに違いが分からずに首を傾げる。

「僕もあまり詳しくないから全部説明できないけれど、これはね」

そう言って必死に説明する恭也との買い物と言うだけで、フェイトにとっては嬉しいものであるので不満はない。
初めて出来た親友と休日に出掛ける。
何気ないことだが、フェイトが欲していたものの一つなのだから。

「そう言えば、恭也の携帯はどれなの?」

「僕の? 僕のは……あ、これ」

「結構、新しい奴なんだね」

「うん、そうみたいだね。ここにあるって事は、一つか二つ前の機種だね」

「恭也も知らなかったの?」

「うん。なのはお姉ちゃんが買って来てくれたと言うか、気が付いたら機種変更してきたみたいで」

言って恭也は自分の携帯を取り出す。
色が白だったのでフェイトは少しだけ意外そうに見る。

「てっきり黒かと思った」

「確かに黒は好きだけれど、黒ばっかりだとなのはお姉ちゃんが駄目だって。
 でも、なのはお姉ちゃんの携帯は黒だったんだけれどね。
 なのはお姉ちゃんは白が好きだから交換しようかって聞いても、もう番号も移行しているからって」


待ち受け画面に映る、満面の笑顔をなのはの写真を見ながらフェイトは何となく笑う。
それを不思議そうに見返してくる恭也に、フェイトは恭也と同じ機種を指差す。

「私もこれで良い。恭也と同じのにしてれば、分からない事を教えてもらえるだろうし」

「僕もあまり詳しくは知らないよ。電話の掛け方とか、メール、後は写真を撮るぐらいしか」

「写真? そうか、ここに映っているなのはさんの写真はそれで撮ったんだね」

「うん。あ、フェイトちゃんの写真も撮って良い」

「え、あ、でも……」

「駄目?」

「良いけれど……」

「じゃあ、後で撮らせてね」

嬉しそうに笑う恭也の言葉に、フェイトは少し恥ずかしそうに頷くのだった。
ともあれ、目的である携帯電話も目星を付けた所で、今日の予定は終わりと店を出る二人。
だが、折角外に出てきたのだからと、恭也は遊んでから帰ろうと誘う。
それに対して、フェイトも嬉しそうに頷くと二人は手を取り合って歩き出すのだった。



土曜日でも午前まで授業があるなのははHRが終わるなり、急いで学校を飛び出す。
他のクラスは既にHRが終わっていたのか、廊下には既に何人かの生徒の姿も見られる。
HRを長引かせた担任に心の中で罵声を浴びせつつ、なのはは階段を段飛ばしに降りていく。
早く帰りたいなのはが、殺気混じりに担任を見ていた事が原因でHRが少し遅くなったとは気付かない。
終いには舌打ちまで飛び出し、担任は最早泣き出す手前でHRを切り上げたのだ。
ここまでしてなのはが急ぐのには理由があった。
勿論、恭也が休みで家で待っているからである。
つまり、これは毎週土曜日には既に恒例となっているような行事なのだ。このクラスでは。
故に、他のクラスメイトたちは触らぬ神に、とばかりに傍観を決め込むし、
少しでも私語をしてHRが長引こうものならどうなるのかと骨身に染みて分かっているので、一切私語はしない。
ある意味、統制の取れたクラスと化す土曜のHRであった。
因みに、一年程前にHRを邪魔した生徒は、今ではなのはの顔を見ただけで震え上がる始末である。

「あ、なのは姉、今から帰……」

偶々校門で出会った妹が帰りの誘いを投げかけるも、視界に移っていたのかどうかさえも怪しい。
とんでもない速さで駆けて行く姉を見ながら、美由希は仕方ないなと溜め息を吐くのである。
妹として他の者たちよりもなのはの事がよく分かっているからこその反応とも言えるのかもしれない。

「ただいまー! 恭也〜〜! って、あれ居ない。部屋かな」

目を閉じて気配を探るも部屋には居ない。
いや、高町家には何処にも居ない。

「お昼も食べないで……、いや食べたみたいね」

片付けられている食器を見てなのははそう判断を下すと、何処に行ったのかと考える。

「何か予定があるなんて聞いていないから……。
 あ、もしかして私を迎えに!? だとしたら、入れ違いになっちゃったのね。
 急いで戻らないと。と、そのまま恭也とデートしましょう」

既になのはの頭の中では恭也は自分を迎えに行ったと変換されており、
なのはは恭也と合流した後の為に私服へと着替える為に部屋へと戻る。
そんな一連の行動をずっとキッチンで眺めていた士郎は、徐に涙を流しつつ、

「なのは、せめてお父さんにもただいまと言ってくれ……」

聞いていないと分かっていも、そう零さずにはいられなかった。
私服へと着替え、学校へと引き返す道を歩く途中、なのはは恭也を見つける。

「恭也、みっけ〜……って、あれはフェイトちゃん?
 どうして二人が一緒に!? ま、まさか、デートなの!?
 そんな、フェイトちゃんだけは信じてたのに……」

フェイトの恭也に対する態度や、その境遇からフェイトは恭也を親友と見ていると思って油断していたと嘆く。
すぐに出て行って邪魔をしようかとも思ったが、やはり確たる証拠を掴んでからと考えを切り替えると、
なのはは気配を消して二人の後を付け始める。

「んー、デートというよりも遊びに行くという感じみたいだけれど。
 だとすると、アリサちゃんやすずかちゃんも一緒なのかしら」

二人の後を付けながら、その先で見知った少女たちがいないかと探す。
だが、その姿は見られない。
と、不意に背後から声を掛けられる。

「なのは姉、何してるの? って、あれは恭也とフェイトちゃん? おー……ふんががぁっ」

二人へと声を掛けようとした美由希の口を防ぎ、なのはは物陰へと引っ張り込む。

「尾行がばれるでしょうが! 静かにしなさい」

殺気混じりに言葉に美由希は必死に了承したと首を縦に振る。
それを見てようやく美由希を解放すると、なのはは再び恭也たちの後を追い始める。

「ほら、美由希もさっさと来なさい!」

「えっ!? わ、私も一緒に行くの?」

「なに、何か文句でもあるの?」

「だって、なのは姉一人でも尾行ぐらい……」

「一人だと怪しまれるでしょう。その点、あなたと二人なら友達同士で買い物と見られるでしょうが」

「物陰に隠れながら移動して買い物? そんなのありえな……」

「美由希? あなたの命と私の恭也の安全。私がどっちを優先するかは分かるわよね」

「は、はい!」

「で、協力するの? しないの?」

「よ、喜んで協力させていただきます!」

こうして話し合いの末に美由希をお供に加え、なのはは尾行を再会させる。
が、これが思った以上に手強かった。
気配を絶てる二人による尾行、それも相手は魔導師とは言えそういった事には疎い二人だ。
これが魔法反応なら別であろうが、気配を気づくようなスキルはない。
まして、先に述べたように気配を絶っているのだから、気付かれる事はない。
ならば、何が問題かというと、それは二人の容姿に問題があった。
特になのはの方に関して。一見すれば、共に美少女なのだ。
そして、土曜の午後という時間帯もあり、二人はちょくちょく声を掛けられるのだ。
断ってすんなりと引く場合とそうでない場合があり、どちらもあまり騒ぐと二人に気付かれるのである。
で、今声を掛けてきているのは後者で、さっきからしつこく付きまとってくる。
終いになのはの方は男を完全に無視しはじめるのだが、どうやらなのはの方が目当てらしく尚も声を掛けてくる。
段々となのはの顔が険しくなっていくのを見て、美由希が男へと声を掛ける。

「あ、あの、その辺にしておいた方が……」

「なんで〜? いいじゃない。さっきからこうして歩いているだけみたいだし、ちょっとだけでいいからさ〜」

言いながらなのはの肩へと伸ばした手は、しかし触れる前に手首をなのはに掴まれる。
あちゃー、という表情をしながら手で顔を覆い隠す美由希と、掴まれた手首を嬉しそうに見ている男。

「なに、OKってこと? だったらさ……」

男が勘違いして饒舌に口を開いた瞬間、美由希の視界を男が横に飛んでいく。
あまり人が叩きつけられたと思えないような音が聞こえ、そのまま力なくずるずると地面へと崩れ落ちる男。
それを見ながら、美由希は両手を軽く合わせて携帯電話を取り出すと救急車を呼んで上げる。

「なのは姉、流石にやりすぎじゃないかな? 腕と足が変な方向向いてたよ。
 白目まで剥いて気絶してたし、多分歯の何本かも折れてるよ」

「知らないわよ、そんなの。私は今、忙しいって何度も言ったじゃない」

「うん、何度も言ったね。でも、あの人にはまだ二回目だったんだけれどね。
 確かにしつこかったけれど、それまでに声を掛けてきた分の鬱憤まで……う、ううん、何でもないよ」

流石にどうかと思って口にした言葉は、しかしなのはの一睨みで沈黙するのだった。
その後も二人を付け回したなのはたちは、ようやく目的が携帯電話だと知る。

「何だ、フェイトちゃんの携帯電話でも見に来たんじゃないの?」

「まだ安心するのは早いわよ」

「そうなの?」

「そうよ。そんなのだから、彼氏の一人も出来ないのよ」

「そ、それは関係ないよ! それにそれを言うのならなのは姉だって……」

「私はいらないもの。恭也さえいれば、他には誰もね。
 大体、告白なんてされても断るだけなんだから、面倒くさいし時間の無駄でしかないわよ」

「うっ」

なのはは彼氏ができないではなくて、作らないのだと美由希は思い出して一人涙ぐむ。

「何でなのは姉がもてるのか不思議……い、痛い、痛い!
 痛いですよ、お姉さま」

「なら、その減らず口を文字通り減らす事ね。そうすれば、痛い目にもあわなくなるわよ」

「うぅぅぅ」

そんな二人のやり取りを少し離れた所で困ったように見ていた店員が思い切って二人へと声を掛けようと踏み出す。

「あ、あのー、お客様……」

「煩いわよ! 何も買わないからあっち行ってなさい!」

「ちょ、なのは姉……」

「なに、まだ何かあるの?」

止めようとする美由希など構わず、なのはは鋭く店員を一瞥する。

「い、いえ、何も……。ご、ごゆっくりどうぞ」

引き攣った笑みを残して足早に去って行く店員へと美由希は何度も頭を下げる。
ついでに周りににいる人たちにも頭を下げるが、皆驚いたような表情を浮かべて足早に去っていく。
あっという間に二人の周辺からは人気がなくなる。
まるで蜘蛛の子を散らすように去っていた人たちを見て、美由希は知らず涙を流す。

「うぅぅ、もしかしなくても私もなのは姉と同類に見られているの?」

あまりの出来事に本気で姉妹の縁を切ろうかと悩むなのはの膝裏をなのはが蹴り、
それによって美由希は顔面から地面へとこけて鼻を打つ。

「痛いじゃない、なのは姉」

「伏せなさい!」

顔を上げて文句を言おうとした美由希の頭を手で押さえ、再び床へと押し倒す。
再び鼻を打って涙目になる美由希の耳元へ、

「静かにしなさい。今、恭也がこっちに来てるのよ!」

見つからないようにと伏せたまま移動を始めるなのは。
当然、地面に顔面を押し付けられたままの美由希もなのはの手によってそのまま移動させられ……。

「痛い、痛い! ど、どんな拷問なの! って、潰れる! 鼻が潰れる〜〜!
 って、ああー! め、めがね、めがねがぁぁ!」

必死に手を伸ばして外れた眼鏡を掴んだ美由希であったが、
そのまま引き摺られるようにして新たな物陰へと連れて行かれるのだった。



臨海公園で散歩する事にした二人は、少し散歩道から外れた木々の間を歩いていた。
と、恭也が思い出したように携帯電話を取り出す。

「フェイトちゃんの写真を撮らせてもらう約束だったね」

恭也の言葉にフェイトは照れながらも恭也の前に立つ。

「それじゃあ撮るよ」

言って何回かシャッター音を響かせて、恭也は満足そうに撮った写真を見る。
それを横で見せてもらいながら、フェイトはやはり恥ずかしそうな顔を見せる。

「そうだ。今度はこうして……」

言って恭也はフェイトの肩を組むと、携帯電話を持つ手を前方へと精一杯伸ばす。

「一緒に撮ろう」

「あ、うん」

かなり近くにある恭也の顔にドキドキしつつ、フェイトはレンズを真っ直ぐに見詰める。
となりで笑顔を浮かべる恭也に合わせ、少し恥らっているものの笑みを浮かべるフェイト。
その瞬間にシャッター音が響く。
こうして、二人一緒の写真が撮られる。
恭也だけでなくフェイトも嬉しそうにその写真を覗き込む。

「フェイトちゃんが携帯電話を持ったら、この写真を送るね」

「そんな事もできるんだ」

「そうなんだよ」

「じゃあ、お願い。あ、それと私にも恭也を撮らせてもらっても良い?」

「うん!」

フェイトの言葉に、恭也は満面の笑みを浮かべて返すのだった。



恭也とフェイトの後を尾けるなのはたちもまた臨海公園へと来ていた。
と、そんな二人へと声を掛けてくるのは如何にもがらの悪そうな男たち。
その数はざっと十人以上。

「もう邪魔しないでよね」

早速文句を口にするなのはに対し、数の優位からか余裕の笑みを見せる男たち。

「へへっ、ケンちゃんの言う通りだな」

「本当にきつい性格だ。けれど、確かに良い女だ」

「ありがとう。でも、アンタたちみたいなのに言われても嬉しくもないから、さっさと消えて」

視界から消えていく恭也たちをじっと見詰め、男たちには視線も向けないなのは。
その態度にいらつき始めるのを美由希は感じ取るも、その顔に危機感はない。

「とりあえず、お前らの所為でケンちゃんは暫く入院する事になったんだ。
 しかも、入れ歯しないといけなくなったんだぞ! この落とし前はつけてもらうぞ!」

「人違いじゃないの?」

「いや、多分さっきの人の仲間だと思うけれど……。
 それより私たちって、私まで加害者になってるよ……」

「とりあえず、来てもらおうか」

言ってなのはの腕を取ろうとした男が後方へと吹き飛んでいく。
それを見て一瞬だけ呆然となった男たちであったが、すぐになのはと美由希を取り囲む。

「ちっ。おい、もっと仲間を呼べ!」

後ろの方でそんな声がするも、なのはは完全に怒った顔で男たちを睨みつける。
これには美由希が最も恐怖を抱く。

「あ、あのー、皆さん帰った方が良いとお……」

「美由希、貴女は黙りなさい」

「はい、お姉さま!」

「アンタたちの所為で、恭也を見失ったじゃない。
 もし、恭也が大人の階段を上るような事になったら、その命では償いきれないからね!」

「お姉さま、それは飛躍しすぎでは。恭也はまだ小学せ……な、何でもないです。
 この人たちが全部悪いです!」

「恭也には私がゆっくりと色々と教えてあげる予定なのに!」

「そ、それはそれで色々とまずいのではと思うのですが……」

「美由希」

「い、いえ、嘘です!」

「何を言ってるの。半分は任せるわよ」

「も、勿論です! こんな奴らお姉さまに比べたら」

完全にバカにしたようなやり取りに――本人たちは至って真面目なのだが――男たちは切れて襲い掛かるのだった。



そんなこんなあったものの、恭也とフェイトに関しては無事にお出掛けも終わり、
翌日フェイトは自分の携帯電話を無事に手に入れたのであった。
あの時の二人の写真は、しっかりと待ち受けとしてフェイトの携帯電話の画面を飾っていた。



因みに、あの後のなのはと美由希はと言うと……。

「あー、もう! 完全に恭也が何処に行ったのか分からなくなっちゃったじゃないのよ!
 どうしてくれるのよ!」

「なのは姉、もう完全に気絶しているよその人たち」

あの後援軍として加わった男たちも含め、全てを叩きのめしていたのは言うまでもない。







おわり




<あとがき>

キョウコンなのは第三弾。
美姫 「今回は番外編なのね」
ああ。前の二作とは別物という扱いで。
美姫 「ちなみに、これは650万Hitリクエストなのよね」
おう! バルスさんリクエストありがとうございました〜。
美姫 「ありがとうね〜」
因みに、フェイトと恭也のお出かけをなのは目撃、
ドタバタで最後にちょっとだけフェイトが良い目にというリクエストでした。
ちゃんと出来ているかどうか。
美姫 「期待通りに出来ている事を祈りつつ」
それでは、この辺で。







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