『リリカル恭也&なのはTA』






第48話 「開演」





夜に開幕する舞台ではあるが、当然ながら関係者は何時間も前から既に会場に入って最後の準備や点検を繰り返している。
その関係者の中に恭也たち護衛を請け負う者たちの姿もあった。
実際のステージに立つCSSのメンバーの中にはまだ来ていない者もいるが、ある程度、同じ時間帯で動く者たちで纏め、
それぞれに護衛を配置するという形を取っている。
最も狙われる可能性の高いクリステラ親子は既に会場へと来ており、こちらは美由希と美沙斗が付いて居る。
他にもエリスの部下も数人が付きっ切りの護衛役として選出されており、恭也とエリスは会場の再チェックを行っていた。

「警備の手薄となる箇所には警防隊の二人が回ってくれているから、私たちは各場所の再チェックね」

「今の所、不審物の報告も入ってないがそちらも注意しておかないとな」

叩き込んだ会場を含めた建物の見取り図と護衛の配置を頭の中で思い描き、二人は順次重要箇所から重点的に回って行く。
エリス同様、片耳につけたイヤホンから異常なしという報告が上がってくるのを聞きながら、恭也も周囲を入念に見遣る。

「こちらも異常なしだ」

「そう。これで一応、全てのチェックを終えたわね。
 今の所は問題なしと。各自、定期報告は予定通りに」

指示を済ませるとエリスは恭也と顔を見合わせ、

「それじゃあ、私たちは一度ティオレさんの所に戻ろうか」

「ああ」

二人揃って犯人たちの一番の標的である親子の元へと向かう。
控え室へと続く通路を歩きながら、ここのチェックを再度行いつつフィアッセたちの居る部屋へと辿り着く。
ノックして暫く後に声が聞こえ、恭也たちが声を掛けると内側からドアが開かれ中に入る。
部屋の中では多少、緊張した様子のフィアッセとこちらは落ち着いた雰囲気のティオレが一つのテーブルに着いており、
その隣にそれぞれ美由希と美沙斗が座っている。
他に部屋の出入り口に二人、テーブルから少し離れた位置に立っているのが二人。
合計六人。これがここに配置された護衛の数である。
自分の隣の席を勧めてくるフィアッセの言葉に素直に従って腰を下ろした恭也に、美由希が異常なしと報告してくる。
こちらも多少緊張の色が見えなくもないが、以前に一度とは言え経験しているからか多少の落ち着きが見て取れる。
恭也の対面に腰を下ろしたエリスの方は、美沙斗に今の所は問題ありませんと伝えている。

「まだ開演には時間があるのだから、少しお茶にしましょか」

ティオレの言葉にフィアッセが席を立ち、慌ててエリスが自分がと申し出るもやんわりと座っているように言われる。

「恭也、美由希〜、今日はどうする?」

「今日はストレートで良い」

恭也の言葉を聞いて了解と頷くと、鼻歌を歌いながら慣れた様子で紅茶を淹れていく。
その背中に美由希が話し掛ける。

「私は久しぶりにフィアッセのミルクティーが飲みたいな」

「はーい。エリスと美沙斗さんはどうしますか?」

そんなやり取りを微笑ましく見ていた美沙斗は遠慮がちにストレートを頼み、エリスも同じくと口にする。
その言葉に返事を返しつつ、手は止めずに動かし続ける。

「うーん、何かこういうのも久しぶりだよね」

「そうだな」

だらけたようにテーブルに身体を倒しつつも、警戒だけは怠っていないようなので恭也も煩くは言わないでおく。

「はい、お待たせ」

笑みを浮かべてそれぞれの前にカップを置いていくフィアッセを眺めながら、僅かな時間休息するのだった。



 ∬ ∬ ∬



開演自体はまだ少し先ながら、入場時間となり既に並んでいた観客たちがホール内へと入り始める。
先程までのスタッフたちが行き来しつつも一定の静寂を持っていたホールが一転し、俄かに騒がしくなる。
入り口には警備員やスタッフ数人が立ち、列の整理を行いつつ不審物の持ち込みがないか目を光らせる。
会場内では護衛たちが各所を回り、これまた不審な物や人が居ないかと動き出す。
そんな中、クリステラ親子専属として配置された美由希たち親娘は楽屋として用意された部屋で待機しており、
狙われる可能性が高い二人から離れた位置に用意された楽屋を他のメンバーが利用する形でこちらにも護衛を配置している。
こちらは流石に一人一人に付ける様な余裕もなかったが、楽屋へと続く通路に多めに配置する事で対処する。
開場から数十分、定時連絡でも異常の報告はなく、巡回メンバー、待機メンバーともに問題は今の所は出ていない。
遊撃として巡回ルートに出来る穴を埋めるように動く役割の一人であるエリスはその報告を受けながら、一先ずは頷く。

「今の所はどこにも異常はないようだね」

「このまま何事もなくというのが一番なんだがな」

エリスの言葉にこの任務の間、相棒となる恭也が返すも、共にそれはないという事は分かっている。
だからこそ、今も会場内を動いていているのだから。
人が増えるにつれ、徐々に賑やかさを増していくホールからの喧騒を遠くに聞きながら恭也とエリスは今度は地下へと向かう。
そこへ屋上へと向かった警防隊の二人から異常がないという連絡を受け、会場の上空周辺にも何もない事を確認してもらう。
警防隊の方で今回の黒幕の方の情報を洗い出しているようだが、そちらからの連絡は今の所はないらしい。
最早、開演間近となってはそちらを抑えてもこちらの襲撃が行われる可能性が高くなっている。
何せ相手の目的の一つにフィアッセ自身という項目があるのだから。
最悪、黒幕が抑えられてもフィアッセだけを攫うという事もあるのだ。
故にエリスは殊更念入りに周辺を含めて乗り物への警戒を強化した。
エレベータに乗って着いたその先も地下駐車場で、既にかなりの数の車が停められている。
それらをチェックしつつ、こちらにも不審物がないかを確認する。
その中の一台、後部座席に置かれた一つのぬいぐるみ。
子供でも居るのか、何の事もないクマのソレを視界に止め、エリスはその車の傍で立ち止まり動かなくなる。
その様子に気付いたのか、反対側をチェックしていた恭也が近付き、不審な物でも見つけたのかと声を掛けるも反応がない。

「エリス? おい、エリス!」

あまりの反応のなさに思わず肩を強めに掴み、やや大きめの声で呼びかけると、ようやくエリスがこちらに気付く。

「あ、ああ、恭也か」

「一体どうしたんだ、その車が怪しいのか?」

「いや、そうじゃない、そうじゃないよ」

小さく頭を振るエリスの肩越しに社内に視線を巡らせ、エリスが見ていた物を見つける。
すぐに浮かぶのはもう十年程前の出来事。
父、士郎の葬儀が終わった後、泣きながら謝るフィアッセとそれを慰める自分。
そして、少し離れた場所で泣きそうな顔をして立つエリスの姿。
泣きつかれて眠ってしまったフィアッセをあやすように頭を撫でてやる恭也に、エリスが涙を堪えながら語った話。

「まだ気にしているのか」

「ああ。忘れろという方が無理だよ。士郎は私が……ふぇ、何をする」

エリスが最後まで言い終える前にその頬をぎゅうっと左右に引っ張って伸ばす。
当然の如く抗議の声を上げるのだが、引っ張られたままではまともな言葉にはならない。
それでも何を言っているのかを理解し、恭也はすぐに手を離すと今度は優しい声で話し掛ける。

「勘違いするな、エリス。犯人はお前じゃない。お前は知らずにただ運んだだけだ」

「それでも! それでも私が……」

俯き肩を震わせるエリスにそれでも恭也は言葉を続ける。

「昔にも言ったが、父さんだってエリスを恨んだりしなかったはずだ。
 気にするなと言っても無理かもしれないが……」

恭也の言葉を遮るようにエリスの手が口に当てられる。
暫くそのままで恭也の口を塞ぎながら、エリスは深く一度息を吸い込む。

「うん、大丈夫。昔、恭也にも言われたし、フィアッセにも注意された。
 自分の代わりにって自分を責めているあの子も見てきたからね。
 恭也が思っているよりも自虐的にはなってないよ。ただどうしても忘れられないだろうけれどね。
 大丈夫、それでへまするような事はないから」

「それだけじゃないんだがな」

「思ったよりも心配性だな、君は。本当に大丈夫だって。
 何より、フィアッセ共々、士郎に助けてもらった命だ。士郎の分までちゃんと楽しまないとな」

「まあ、父さんのようになるのは勘弁して欲しいがな」

本当に大丈夫そうだったので恭也もそう軽口で返す。

「さて、無駄口はここまでだ。ちょっと時間を使ってしまったけれど、さっさとここのチェックも終わらせよう、恭也」

「そうだな。とは言え、見逃すような事はしないでくれよ」

「君こそな」

言い合い、二人は再びチェックに戻る。
一通り地下を見渡し、二人は次の場所へと向かう。
エレベーターを待つ間に次の定時連絡を取り合い、またしても異常がないとの報告に安堵する。
とは言え、間違いなくその時は刻一刻と迫ってきているのだろう。
油断しないように言い含め、到着したエレベーターに乗り込む。
時間を確認するとコンサート開始まで残り三十分を切っていた。
この時間になれば、殆どの観客は席に着いているかと思ったが、それでも人の姿はまだホールに見える。
喫煙コーナーで談笑しながら煙草を吸う者や、休憩できるスペースにはそれなりの人が居る。
一人一人に細かい注意を向けている時間はないが、護衛たちはざっと確認して回る。
部屋の隅やゴミ箱などを始め、さり気なく置かれた鞄があれば持ち主が近くに居るか確認する。
そんな感じで見逃さないようにチェックする中、徐々に人の数が減っていく。
流石にそろそろといった所だろうか。
賑やかだったホールから徐々に喧騒が減って行き、それに連れて護衛たちの緊張感が増していく。
明らかになった襲撃者の一人が得意とするのは爆弾。故にコンサートの間も不審物に関しては入念なチェックが言い渡されている。
殆ど人の居なくなったホールを改めて入念に確認していく。
現在の所、他の箇所からも何かが見つかったという報告は出ていない。
それこそ人気がなくなった事で更に細かい箇所まで探していくも、その後もホールからは何も見つからず、その事を報告する。
とりあえず、舞台周辺はホールも含めて異常はなしとして、元よりこの場の配置となっている者たちを残して次の場所へと向かう。
密に連絡をし合い、途切れた場合に備えて入念に何度も体制を話し合っている。
それらを反芻しながら、男たちは歩を進める。
地下から上がってきたエリスから全員へと通信が入り、ここからが本番だと告げられる。
皆が気持ちを更に引き締め、時計の長針が十二を指し、いよいよコンサートが幕を開ける。



 ∬ ∬ ∬



少し時間を遡り、四階から三階へと続く階段。その付近に設定された何の変哲もないただのベンチ。
ただ通路に設置されているだけの物だが、ただの板張りではなく一応、多少なりともクッションの効いたそれに一人の男が座る。
喫茶店などの店が入っており、それなりに人の出入りもあるので特に不審な様子もない。
コンサート開始までの時間を確認するかのように腕時計を見て、まだ時間があると判断したのだろう、内ポケットに手を入れる。
そこから煙草を取り出し、巡回していた者が気付き注意しようとするよりも先に、白いワンピースの女性が男の前に立つ。
遠くて何を言っているのかまでは聞き取れなかったが、壁に壁に貼られた禁煙の文字を指差し、
言われてそれに気付いた男が小さく頭を下げて煙草を戻すのを見るに、女性は注意でもしたのだろうと思う。
実際、男はベンチから立ち上がるともう一度頭を下げ、喫煙コーナーの方へと歩いて行く。
じっと見詰めていた巡回者たちの視線に気付いたのか、女が振り返り首を傾げるのに対して手を振って何でもない事を示し、
男たちは再度、巡回へと戻る。だからこそ、男たちは気付かなかった。
首を傾げた女がベンチに座り、去っていく男たちの背中を冷めた目で見ている事に。
そして、女は護衛の者たちが立ち去ったのを見て、足でベンチの下に置かれていた細長いケースを取り出す。
ケースと言ってもヴァイオリンケースなどに多く見られるかっちりとした物ではなく、ビニール製の物だが。
しかし、その長さはチェロケースよりも更に長く、幅は逆に広くはない。
それでいて、この場においては何らかの楽器ケースだと周囲が思うほどに不自然さは特にない。
女は取り出したソレを地面に置いたまま、少しだけチャックを広げて中を確認するとすぐに閉め直す。
周囲を確認して特にこちらに注意している人が居ない事を確認すると、それを肩に下げてベンチから立ち去るのであった。



 ∬ ∬ ∬



まず最初にティオレとフィアッセによる挨拶から親子のデュエット。
その後、フィアッセのソロと続き、これでフィアッセの出番は終盤まではない。
そのまま舞台袖に居ても良いのだが、何十人と言うスタッフやCSSメンバーが立ち代り入れ替わりして紛れ込まれる可能性もある。
故にフィアッセには楽屋に戻ってもらう手筈となっており、当然ながらその傍には美由希たちの姿もある。
それらの大まかな予定を思い出しながら、恭也とエリスは会場の上部フロアをチェックしていた。
コンサート開始と同時に人のいなくなった通路を歩いていると、不意に三階を巡回していた者から連絡が入る。
時間にしてそろそろフィアッセの出番が終わる頃。皆の神経が過敏に自ずとなる正にその瞬間に。

「白いワンピースの女性を発見。肩から楽器ケースのような物を掛けて通路をこちらに向かって歩いて来ます」

その報告を聞き、エリスはまず身柄の確保を命じる。
通常ならばまずは話し掛けるような場面ではあるが、この時間に連絡があった班の担当場所においてはそれは必要ないから。
女が居るのは関係者以外は立ち入り禁止となっている場所で、何よりもこの時間だと後、数分もせずにフィアッセが通るからだ。
ならば、身柄確保が先となる。そう判断して命じたエリスの言葉に男たちもすぐに従う。
四人の内、二人が女へと近付き一人がいつでも銃を抜けるように背広の内側に手を入れる。
残る一人はエリスへと報告しながら、こちらも脇に吊るした銃を手にする。
近付く男二人を前にしても、女の様子は変わる事無く、歩む速度も変わらずに近付いてくる。
流石にこの段階で可笑しいと思いつつ、関係者以外立ち入り禁止だと一応、告げる。
が、それを聞いても女は止まる様子を見せず、男たちが揃って銃を抜く。
それと同時に女が走り出し、下げていた楽器ケースを肩から下ろし、ケースを開ける。
中から姿を見せたのは楽器ではなく一本の剣。
女の胸元までの長さの剣を取り出し、明らかに斬りかかって来る。
既に警戒していた男たちは女に向けて発砲するのだが、剣を盾にして弾を弾き、素早い動きで二人の男の懐へと潜り込む。
仲間を盾にされて後ろの二人が撃つ事に躊躇する合間に、女の剣が振るわれて前の男二人が倒れる。
男たちの陰から飛び出した女に向けて発砲するも、女は自身のワンピースの肩部を握り締めて思い切り引きちぎるように腕を降る。
簡単に脱げるように細工でもされているのか、ワンピースが目の前に広がり女の姿を覆い隠す中、男はそれでも銃を撃つ。
目隠しにされたワンピースが床に落ちると、その先には倒れた仲間二人の姿以外はなかった。
慌てて男の一人が連絡しようとするよりも先に、二人の間にその女が降り立つ。
いや、既にその姿は先程までの顔を隠すほどに長い前髪も背中に届くまであった長い後ろ髪もなく、短髪の男の姿があった。
至近距離からの銃弾を弾き、一人を切り伏せた刃が自身へと迫るのを見ながら、男は正確な情報を伝える事を選択する。

「女ではなく男、武器はけ……」

それ以上の報告はする事は出来ず、男も先の三人同様に地面へと倒れ伏す。
が、間違った情報は修正できたはずだと薄れ行く意識の中で思い、後を託して男の意識は沈む。
一方、男たちを斬った剣士は特に何を思うでもなく、館内の見取り図を思い描き時間を確認するとそのまま先へと踏み出す。



 ∬ ∬ ∬



報告が来るなり、エリスはすぐに指示を飛ばす。
途中で途絶えた通信機からは何の応答もなく、最悪の自体を想定しつつも最も近い者を向かわせる。
同時に美由希へと警戒するように連絡を入れ、他の者たちには他の場所も警戒させる。
その上で自分たちも急ぎ現場へと向かおうとして、また新たな連絡が入ってくる。

「地下駐車場に侵入者あり。これより迎撃に当たる」

その声は警防隊の一人で、応援はいらないと続けられる。
それでも一応、三人ほどを地下へと向かわせる指示を出した所で、今度は屋上を見張っていた者から更に連絡が来る。
会場から大通りを挟んだ先にあるちょっとした広場。
そこに今、ワゴンタイプの車が止まり、中から五人程人が降りたというものである。
それだけなら特に問題もないのだが、その者たち全員が会場を目指して来ているというのである。
この時点で無関係と判断するのは難しく、そちらにも人を割く必要に迫られる。

「そちらは俺が行こう。エリスはフィアッセとの合流を急いでくれ」

「分かった。そっちは任せたよ」

恭也の言葉に数秒だけ考え、それを受け入れる。
同時に幾つか指示を出しながら、フィアッセの元へと走り出す。
そこへ今度は不審物発見の連絡が届く。
それに関しては待機させている処理班へと連絡を入れ、引き続き周辺の探索と万が一人が来た場合に備えるように指示を出す。
細かい人員の配置などは部下を信頼しているので任せ、エリスは走りながら報告のあった場所を記憶する。
今の状況で最も手薄となっている場所を割り出し、新たな指示を送る。
そこへ最初の襲撃現場に着いた班から連絡が来る。
現場の報告を聞き、拳を握るもすぐに指示を出し、次いでこういう時に待機させた処理班を呼び出す。
次から次へと忙しなく上がってくる報告を捌きつつ、込み上げてくる焦燥感を抑え込みながらも走る足は止めない。
フィアッセとの合流を目指し最短距離を行きながら、エリスは現状を把握すると一つの場所へと連絡を入れる。
交戦なども考え、設置した司令部へと繋げ指示や報告の纏めをそちらへと委譲する。
本当に忙しないと胸中で呟き、見えてきた階段の前で新たに司令部より侵入者発見の報が入る。
こちらは新たなというよりも、恭也が向かった先の人物がそうだったという事らしい。
送られてくる指示を聞きながら、エリスは自分の最優先事項であるフィアッセの下へとただ向かう。
目まぐるしく変わる状況に必死で対応するも、幕はまだ上がったばかり。





つづく、なの







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