『とらハ学園』






第5話





良く晴れたとある4月の朝。
閑静な住宅地から更に人気の少ない方へと進んだ雑木林の立ち並ぶ道。
普段なら静かなこの通りも今日ばかりは少し違っていた。
数人の男女がかなり速い速度で走ってくる。

「うーん、そんなに急がなくてもいいんじゃないのか?」

「な、何言ってるの恭ちゃん。急がないと遅刻しちゃうじゃない」

「しかし、遅刻の1回ぐらい・・・」

「何を言ってるんだ恭也!お前は良いかもしれないけど、私たちは今日入学式なんだぞ」

「そうですね。入学式そうそう遅刻というのだけは避けたいですね」

「そういうものか?」

「そうだよ。私たち恭ちゃんと違ってまだ学業を捨てた訳じゃないもん」

「失礼な。俺だって別に捨てていないぞ」

「嘘つけ!」

「全く失礼な奴らだな。なあ、なのは?」

「はぁー、はぁー。そ、そうだね」

「どうしたんですか?なのはちゃん」

「な、何でもないよ。ただ、皆走るの速いな〜って、はーはぁー」

「そうですか?」

なのははこれ以上、喋るのが辛いのか、ただ黙って何度も頷く。
それに首を傾げる瑠璃華。
実際、恭也たちはなのはに合わせてかなり速度を押さえて走っているのだが、
それでもなのはにはついていくだけで精一杯のようである。
恭也は住宅街へと向うためのT路地にさしかかった時、前方から走ってくる数人の人影を見つけた。











良く晴れ渡った4月の青空。
それをゆっくりと眺める事ができれば、さぞかしいい気分になれるかもしれない。
が、少なくともこ今、この人たちにはそんな余裕はないだろう。
そうまるで何かに追われるかのように走っている数人の男女には。

「はぁー、はぁー。み、皆速いよ〜」

「那美!もっと急がんね」

「そうだぞ。じゃないと遅刻しちゃう」

「そ、そんな事言ったって〜」

「ほら、那美」

「あ、ありがとう北斗」

一人息を切らしている那美の手を引き、北斗は薫たちの所へと走る。

「那美ちゃんももう少し鍛えた方が良いわよ」

「確かに葉弓さんの言う通りだな」

「うぅ〜、葉弓さんや和真ちゃんまで」

「ほら、ぐずぐずしとらんと、さっさと行くよ。那美も入学式でいきなり遅刻なんて嫌じゃろ。
 だったら、ぐずぐずせんと」

「はーい」

走る速度を落とさずに薫はそう言うと前を向く。
住宅街へと続くT路地が見えてきた時、前方に良く見知った顔を見かけ走る速度を少しだけ上げる。
楓たちは急に速度を上げた薫に何か言おうと一斉に口を開くがするが、前方の人影を見て納得する。
そして、楓、葉弓も薫に続くように速度を上げる。
それを見ながら那美は、

「み、皆ずるいよ。私だけ置いていくなんて」

と呟き、それを聞いた和真と北斗は顔を見合わせて苦笑し合うと、那美に合わせてゆっくりと走る。











前方から走ってくる数人の人影を見つけた恭也はその場に立ち止まる。

「どうしたの恭ちゃん、急に立ち止まって」

無言で恭也は前方を指し示す。そちらを見ると、薫たちが走ってきていた。

「あ、薫さんたちだ」

「本当ですね。でも、何故こんな時間にいるのでしょうか?」

瑠璃華の意見ももっともで、薫がこんな遅刻ぎりぎりの時間にいる事は非常に珍しい。

「さあな」

そんな事を話していると、最初に薫が恭也たちの元に辿り着く。

「恭也、おはよう」

「ああ、おはよう薫」

「恭也、おはよう!」

「恭也さん、おはようございます」

「ああ、おはよう楓に葉弓さん」

薫に追いついた葉弓たちも恭也に挨拶をする。
全員が挨拶をしていると、那美たちが追いつく。

「はぁー、はぁー。おはようございます恭也さん」

「ああ、おはよう。そうか那美たちも今日から高等部だったな」

「はい、そうです。これから宜しくお願いしますね」

そんな事を言いながら和んでいる所へなのはが声をかける。

「あのー、お兄ちゃん。時間は大丈夫なの?」

遠慮がちにそう聞くなのはの言葉に恭也は時計を取り出して時間を見る。

「ちょっとまずいかもな・・・。皆、急ぐぞ」

恭也の言葉に頷くと一斉に走り出す。
しばらく走り住宅街に差し掛かった頃、月夜が誰にもなく言う。

「もう少し速度を上げないと間に合わないかも」

「確かに、ちょっとこのペースだと・・・」

そう言いながら美由希は少し後ろを走るなのはを見る。
それに気付いたのかなのはは顔を上げて笑いながら話す。

「はぁーはぁー、な、なのはは大丈夫だからみ、皆、はぁーはぁー、構わずに先に行って・・・・・・はぁーはー」

そんななのはを見ながらお互いに顔を見合わせる。
なのはを置いて行けば確かにまだ間に合う。
しかし、当然のことながら誰もその意見には賛成を示さない。
と、恭也はなのはの傍によるとなのはを抱き上げ背中に背負う。

「美由希、鞄を頼む」

「あ、うん」

恭也は自分の鞄を美由希に渡すと走り出す。

「急ぐぞ」

恭也の声に全員が恭也の後を追って走り出す。
恭也に背負われてとても嬉しそうな顔をしているなのはを見る女性陣の目はどこか羨ましそうだった。





  ◇ ◇ ◇





三角学園がどうにか確認できる所まで来た一行は走る速度を落とす。

「ふむ、どうやら間に合ったみたいだな」

恭也は時計の指す時間を見て完全に走るのをやめ歩き始める。
それに続くように全員が歩き出す。

「はぁー、はぁーはぁー。や、やっと着いたの?」

美由希と北斗に手を引かれていた那美が声を絞り出しながら美由希に尋ねる。

「うん、ここからなら歩いても大丈夫だよ」

美由希はそう言って引いていた手を離す。

「はぁー、はあぁぁぁぁ。く、苦しかったぁぁぁ」

そんな那美を見て全員が苦笑を浮かべる。
と、恭也は背負っていたなのはを降ろそうとするが、それを察したなのはが首に回した手に力を込め降りようとはしない。

「なのは、そろそろ降りて欲しいのだが」

「いやなのです。なのははもう少しこうしていたいの」

「しかし、もうすぐ着くし・・・」

「このまま教室まで駄目?」

「そ、それでは俺が遅刻してしまう」

「じゃあ、門のところまでで良いから。駄目?」

「・・・・・・門の前までだからな」

「うん♪」

時間も遅い事もあり、周りに自分たち以外に生徒の姿が見えないのを確認してからそう言う。
それを見た女性陣はまたも羨ましそうな目をなのはに向けるが、流石になのはにまで食って掛かるような者はいなかった。
それら一連の出来事を見ていた和真と北斗は二人だけでこっそりと話す。

「なあ、和兄。なのはちゃんって結構、策士だな」

「ああ。最初に無茶な要求を言った後に簡単な要求を言うなんてな」

「うんうん。やっぱり和兄もそう思うか。最初から門と言ってたら絶対に却下してたよな恭也さん」

「多分な。断言はできないけどな。なんせ、なのはちゃんには滅茶苦茶甘いからな」

二人して頷き合う。
そんな二人に薫が声をかける。

「和真、北斗。どげんしたとね。さっさと来んとおいてくよ」

「ああ、すぐ行く」

薫に返事を返し二人は後を追う。

「そういえば、入学式ってどうするの?恭ちゃん」

「どうするって何がだ?」

ふと思いついたように聞いてくる美由希に恭也が問い掛けで返す。

「えっと、いきなり体育館へ行くのか、それとも先に教室に行くのかな〜という事なんだけど」

「えーと。薫、すまないが説明を頼む」

「別に構わんけど恭也が説明しても一緒じゃ?」

「い、いや・・・まあ、そのなんだ。俺は知らんからな」

「恭也は物忘れが酷いな。去年の事なのにもう忘れたの?」

月夜があきれたように肩を竦ませながら言う。
それに対し、恭也は少し憮然としながらも反論する。

「仕方がないだろう。去年の春休みは父さんと一緒に武者修行と称した旅に行っていたんだから」

「そう言われれば、そうでしたわね」

「ああ。ったく父さんがあそこで甘い物なんかを食べるから帰りの旅費がなくなるんだ」

「そういえば、ヒッチハイクと徒歩で帰って来たんだっけ」

「ああ。途中でバイトしたんだがその金で今度は酒を買いやがった。
 おまけに、そうなる事を考えて少しだけ除けておいた金まで使いやがって・・・」

「は、はは・・・。た、多分、士郎さんも悪気があってしたんじゃないと思うよ恭ちゃん」

「悪気があろうとなかろうと関係ないな。事実は事実だ。
 それに、それだけではない。人にバイトをさせといて、自分はその店で飲んだり食べたりしてるんだぞ。
 その時のバイト代はそれでほとんどチャラになったし。おかげで俺はその日何も食べてない」

「はははは、士郎さんらしいよ」

「笑い事じゃないぞ月夜。そのおかげで俺は入学式に出席していないんだからな。
 という訳で、俺に聞かれても知らんとしか答えられん」

「でも、恭也さん。そういった事は事前に貰った入学手続きとかの書類と一緒に入っていたプリントに書いてありましたけど」

瑠璃華の言葉に恭也は軽く驚きの声を上げ、薫に確認を取るように見る。

「そんな物があったのか?」

「ええ、確かにありましたけど」

「駄目だよ、恭ちゃん。貰った物はちゃんと確認しないと」

「全く恭也は駄目駄目だな」

「月夜はともかく、美由希、お前には言われたくない。俺に聞いたって事はお前も見てないんだろうが」

「うぅー。だって、全部母さんがやってくれたから」

「大丈夫よ美由希ちゃん。月夜ちゃんも知らなかったんだから」

「わっ!瑠璃華、それは言わないって約束だろ」

「ほーう。なかなか面白そうな話だな」

恭也は瑠璃華の台詞に半眼になって月夜を見下ろす。

「で、誰が駄目なんだったかな?」

「さ、さあ。何の事だろうね」

「まあ、いいさ。所で、その書類というのはどんな奴だったんだ?」

「そうですね。私たちの場合は中等部から高等部に移るだけですから、そんなに多くはないみたいですけど。
 ただ、自分の名前と両親の名前。後は現住所とかを記入するだけでしたし」

「ほう、そんなのがあるのか」

「他人事みたいに言ってるけど、恭也も去年やったんとちゃうん?」

「・・・・・・・・・ちなみに聞くが、もしそれを出さなかったらどうなるんだ?」

「さあ、それは分かりません。でも、普通に考えれば在学できないかと」

「薫・・・・・・。去年もその書類とやらはあったか?」

「?ああ、あったよ。って、なしてそげな事を聞くと?」

「いや、まあな」

歯切れの悪い言い方をする恭也に北斗が半信半疑で訊ねる。

「恭也さん。まさかとは思いますけど、書類に身に覚えがないとか・・・」

「何を言ってるんだ北斗。流石にそれはないだろ」

「そうですよ。もしそうなら今、恭也さんはこうしていないんですから」

「それもそうですよね」

全員が穏やかに笑う中、恭也は苦虫を噛んだような顔で、といってもあまり変化はないのだが、で話し出す。

「いや、それがな・・・。そんな書類を書いた覚えがない。というよりも、いつ貰ったんだそんな書類」

『・・・・・・・・・・・・・・・』

恭也のあまりといえばあまりな台詞に全員が言葉を失う。
一番最初に我に返ったのは薫だった。

「ち、ちょっと待って。という事は、恭也はなして高等部に在学できとるん?」

「俺にも分からん」

「あ、恭也さんは結構、有名でしたから、それで誰も何とも思わなかったとか」

「いや、那美。それはないって」

那美の言葉にあきれながら否定の言葉を言う北斗。

「そうだ那美。北斗の言う通りだ。俺は有名なんかじゃないからな」

「本気・・・・・・で言ってるんですよね」

「?そうだが・・・」

「ま、まあまあ。今はそれどころじゃないし」

呆れ顔の女性陣が何かを言う前に和真は話を戻す。

「じゃあ、恭也さんはその書類を出してないんですよね」

「ああ」

「って事はまだ席は中等部って事ですか?」

「そうなるのか?」

「さあ、俺にも分かりませんよ。第一、そうれならそれで教師側から何か言ってくると思いますけど」

「だよな」

「士郎さんが代わりに書いて提出したとかじゃないんですか?」

「瑠璃華、あの父さんがそんな事をすると思うか?」

「・・・・・・・・・は、はははは」

「あ、じゃあ桃子さんとか」

「そうだよ恭ちゃん。桃子さんが代わりにやってくれたのかも」

「しかし俺はその書類を貰った記憶がないんだが」

「それは恭也の記憶だもんね〜。信用できないって」

「・・・・・・。薫、その書類はいつ貰ったんだ?」

「えっと、確か最後の授業の日にHRで貰ったよ」

「・・・・・・・・・中等部最後の授業の日か」

何かを思い出そうとする恭也だったが不意にその顔に疑問が浮かぶ。
それに気付いた葉弓が訊ねる。

「どうしたんですか?恭也さん」

「いや、最後の授業を受けた記憶がない」

「何を言ってるんや恭也。そんな記憶喪失みたいな事言って」

楓が笑いながらそんな事を言うが、恭也はいたって真剣な顔で考え込む。

「いや、やっぱりないな」

「お兄ちゃん、お兄ちゃん」

それまで黙って恭也たちの会話を聞いていたなのはが口を開く、

「どうした、なのは?」

「うん、最後の授業がいつかは知らないけど、お兄ちゃん去年の2月、3月って殆ど家にいなかったよね。
 だから、その時じゃないのかな?」

「・・・!ああ、そうか。3学期に入って殆ど授業がない状態だったから父さんとあっちこっちを周っていたな」

「春休み以外にもそんな事をしてたんですか」

「そういえば、あまり見かけなかったような気もする」

恭也の言葉に和真と北斗は半分驚きながらそんな事を言う。

「という事はやっぱり書類は提出してないって事?」

『あっ!』

楓の言葉に全員が声を上げる。

「って、事は恭也はまだ中等部とか」

「でも、月夜。それだと進学もしてるし可笑しいよ」

「そうですわ。それに先生方が何も仰ってこないのも変です」

「先生たちも忘れているとか?」

「そんな那美じゃあるまいし」

「北斗!何て事を言うのよ」

「で、でもそれならちゃんと事情を説明してもう一度書類を貰えば」

「いや、逆に言わなくても良いんじゃないか?」

「和真、それはどうしてだ?」

「いや、もし言ったとしたら下手したらまた一年生からという事もありえるかと・・・」

和真の言葉に美由希、瑠璃華、月夜、那美、楓の目が妖しく光る。

「でも、そういう事はちゃんと言わないといけないよね恭ちゃん」

「そうですよ恭也さん。ちゃんと事情を説明すれば中等部からではなく、新入生として高等部から始められます」

「そうそう。まあ、一年だぶる事になるけどそれはまあ、自業自得だし」

「そうです恭也さん。誰にだって間違いはあります。でも、それに気付いた時にちゃんと正直にならないといけません」

「那美の言う通りや。恭也にとっては辛い選択やろうけど、嘘はあかん」

『と、言う訳で・・・私たち(うちら)と一緒の学年からやり直そう!』

見事に声を揃えて言う五人に和真と北斗は少し引きながら苦笑を浮かべ、薫、葉弓は顔を怒りに染める。

「何を言ってるんですか。ちゃんと一年間学業を積んで来たんですから普通に進級すればいいじゃないですか」

「葉弓さんの言う通りじゃ。事情を話せば、二年から始められるはずじゃ」

「・・・三年からってのは駄目?」

『はぁ?』

葉弓の台詞に恭也さえも声をそろえ素っ頓狂な声を上げる。

「や、やーね、冗談よ冗談・・・・・・ちぇっ

「で、でも、やっぱり忘れていたのは事実なんだから一年から始めるべきよ」

美由希の言葉に後の4人も頷き賛成する。

「しかし、この一年、何も言わんかった教師側にも問題はある」

薫の正論に言葉に詰まる5人。
折角遅刻せずにもうすぐ学校に着くというのに7人の女性は立ち止まり口論を始める。
それを離れた所で見ながら恭也は、

「何故、俺の事なのにあそこまで熱くなるんだ?」

この呟きに残された3人は一斉に溜め息を吐く。

「どうでもいいが、そろそろ行かないと時間が危なくなってきている」

「あ、本当だ!和兄、何とか薫姉たちを止めてくれよ」

「無茶言うな。幾ら俺でもあそこに口を挟む気にはなれないぞ」

二人の視線は自ずと恭也に注がれる。
それに気付かないふりをしてどこか遠くを見詰める恭也。
しかし、その顔には一筋の汗が流れていた。
やがて堪忍したのか恭也はいつ終わるともしれない口論を止めるべく口を開こうとする。
それを身ながら和真と北斗は恭也の無事を祈る。
そこで、なのはが先に話し出す。

「あのー。お兄ちゃんの書類だったら美沙斗さんが書いてたけど・・・」

その台詞に7人が一斉になのはを見る。

(わっわ!び、びっくりしたー)

7人の動きになのはは内心驚きつつ、話の続きを始める。

「確か真一郎さんが持ってきて、おとーさんもおかーさんもいなかったから美沙斗さんが受け取ってたよ。
 で、おとーさんもお兄ちゃんもいなくて、おかーさんも忙しいだろうからって代わりに書いて持っていったけど」

「本当か?なのは」

「う、うん」

「だったら、もう少し早く言ってくれ」

「だって、今思い出したんだもん。でも、ごめんなさい」

「いや、なのはが謝る事じゃないさ。それによく覚えていてくれた」

そう言ってなのはの頭を背中越しに撫でる。

「えへへへ〜♪」

美由希たちはそれを羨ましそうに見詰めるが、恭也と目が合うとバツが悪そうにそっぽを向く。

「はぁー。なんか疲れた気がするがまあ、いい。それよりもそろそろ行くぞ。本当に時間がなくなりそうだ」

恭也はそう言うと、背を向けて歩き出す。
美由希たちはその後を慌てて追う。
恭也はよく晴れ渡る空を見上げながら、そっと呟く。

「やれやれ、新学期早々にこれか。せめて、今年一杯、いや今月・・・・・・今週でもいいから静かに過ぎて欲しいもんだな」

この呟きは背負われたなのはの耳にはしっかりと届いた様だったが、兄を不憫に思ったのかなのはは口に出しては何も言わなかった。
ただ、心の中でそっと呟く。

(お兄ちゃん、それは絶対に無理だと思うよ)

恭也に背負われたまま、同じ様に見上げた空に浮かぶ太陽が、
なのはの思いを肯定するかのように輝きをましたように見えたのは、果たして気のせいだったのだろうか。







つづく




<あとがき>

よし御神不破と神咲の登校編は終わり。
美姫 「結構、間が空いたわね」
そんな事はないだろ。
美姫 「だって、この間に1本変わったSSを上げてるでしょ」
ああ、あれな。でも、あれはまだ設定段階だからな。SSと言うかどうか。
美姫 「確かにね。あれって、本編いつ始めるの?」
さあ?まあ、あれはこっちには関係ないからさ。
美姫 「それもそうね。詳しく知りたい方はトップページから紺袴同盟だっけ?へと行ってみてね」
さて、布教活動はこれぐらいにして、次回だな。
美姫 「次回は誰が出てくるのかしら?今回、新たなキャラって出てきてないわよね」
うむ。次回こそは新たなキャラをだす予定!
美姫 「また、予定なのね」
ははははは。とりあえず、再見!
美姫 「また、次回でね」




ご意見、ご感想は掲示板こちらまでお願いします。



二次創作の部屋へ戻る

SSのトップへ