『とらハ学園』






追加用語説明





<人物編>



光望(こうぼう)

士郎に剣の探索をたのんだお爺さん。
その剣こそが霊剣沙夜で、後に恭也の愛刀となる。
さまざまな術を使う上に、年の割には身軽な爺さん。
刀防人として、沙夜を代々見守ってきた。
その正体は仙人の住むと言われている仙境の長で、恭也を大層気に入り、別れ際に銅製の鈴を渡す。







呂飛(ろうふぇい)

符を用いた術と蛇の式神フォアンを使う導師。
初歩的な幻術も使うが、そういった術や探索などの術は苦手としており、派手な攻撃用の術に長ける。
体術にも多少だが心得があり、ナイフを使う。







箔人(はくと)

式神を使う導師で、光望の元弟子。
光望と一緒に呂飛を追う振りをして、沙夜を奪うチャンスを窺っていた。
物質移転の術によって、沙夜が一時行方不明となるなど、難しい術の制御がまだまだ甘い。







空爪(クウチャオ)

古に封じられた妖魔。
霊剣沙夜を中心とし、七つの護法を司る刃によって封じられた妖魔。
伝承に”この妖魔が力振るいし時、その爪は天を裂き、その咆哮は地をも砕かん。御するべき刀と共に、匣へと封じん”と、
残されていたため、これを読んだ呂飛が封印を解き復活させてしまう。
呂飛は一緒に封じられていた霊剣沙夜で操れると思っていたらしいが、実際の伝承は異なり、
”力強き妖魔あり。その妖魔、力振るいし時、天は裂け、地は砕け、人々は血の海に倒れ伏すなり。
よって、その妖魔を封じん。されど、妖魔力強く封は解かれん。
永久に封じる為、封を御する刀と共に匣へと封じる。
封を完全のものとするため、匣にさらなる七つの封を施す。
もって、七つの封、七つの地にて護法を司る刃とならん。
ゆめゆめ、この封を破る事なかれ”というものであったため、呂飛は無残にも空爪の傀儡となってしまう。
その姿は身の丈2メートル強、背中には一対の蝙蝠を思わせる翼を持ち、異様に長い腕と、その先には鋭く尖った爪を持つ。
馬のような縦長の顔の額と人間で言う所の耳の個所には角が生えている。
空を飛び、その爪であらゆるものを切り裂く。
また、黒い靄を作り出し、それを体内に侵入させることで相手を傀儡に仕立て上げる事もできる。








<武器編>



不知火(しらぬい)

使用者の成長と記憶を糧に力を発揮する妖刀。
実際は、使用者に力を貸し与えるのではなく、四つの段階を経て、不知火という妖魔が生まれる。
第一段階で、使用者の成長と記憶を奪い、第二段階で、奪った記憶から現代の知識を得て学習をする。
第三段階になると、使用者から奪った成長を糧に、幽体として形を作り出す。
第四段階の最終段階になると、使用者の命を奪い実体化する。
それを知った神咲の者に封じられ、真鳴流の本家奥深くに封じられた。
それが呂飛と箔人によって盗み出され、士郎、恭也によって破壊される事となった。
実は、不知火は七領護法刀の一本であった事が後に判明するものの、それが分かった時は既に壊れた後だった。



七領護法刀(しちりょうごほうとう)

全部で七つある剣の総称で、霊剣沙夜を封じていた。
そう思われていたが、実際は妖魔を封じるための護法だった。
沙夜を中心とし、七つの刃で妖魔を封じる匣に厳重な封印を施していた。
現在では全て破壊されており、一つも残っていない。
因みに、全ての名称は、妖刀不知火(しらぬい)、魔剣焔魂(ほむらだま)、魔剣荒鷲(あらわし)、
魔剣水瑠(すいる)、魔槍断魔(だんま)、霊力刀鈷懺(こざん)、霊力刀天鵬(てんほう)の七つ。










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